メガネ、コンタクト、それともレーシック?
あなたは、裸眼で視力がいくつありますか?
私は右が0.3、左が0.7です。
ひどい近視ではないものの、乱視なので近くも遠くも常にぼやけるという感じでした。
レーシックを受けるまでは。
ここ10年、レーシックを受けられるクリニックは増え、価格も当初より格段に安くなりました。
安い場合は10万円を割ることもあります。
ひと昔前まではメガネorコンタクトの二者択一だったのが、レーシックを加えた三者択一の時代になったと言えますね。
では新しい選択肢であるレーシックとは、どのようなものなのでしょうか。
簡単に言ってしまうと、角膜にレーザーを当ててズレてしまった焦点を合わせる治療です。
詳しい説明は専門家に任せることにしましょう。
公益社団法人 日本眼科医会
レーシックを受けることをお考えの皆様へより、レーシックとは何か?を参照してください。
レーシックがなぜこれほどに広まったかというと、
「メガネがいらなくなる」
これに尽きるでしょう。
私が施術を受けたクリニックには、術後に不要になる『メガネゴミ箱』がありましたよ。
そこにメガネを捨てて帰る(実際は、施術直後は散瞳しているのでぼやけて全然見えません)とき、言葉にできない解放感がありましたねぇ。
また、レーシックは一度受けたらその後数回の受診をするだけで、ほぼアフターケアが必要ありません。
コンタクトのようにずっと買うことも、メガネのようにフレームが歪んで調節することも不要。
全ての人に言えることではないのでしょうけれど、コスト的にも、レーシックは一度ドカンと払えばあとはお金がかからないので、数年で元がとれます。
一方で、レーシックは自由診療であるため医療機関の基準が様々で、クリニックによって金額が違うのはもちろんのこと、医師のスキル・器具の消毒基準もまちまち。
不衛生な器具を使用したために術後感染を起こして、問題となったクリニックも過去ありましたね。
また、上にご紹介した日本眼科医会のレーシックとは何か?で説明しているように、デメリットもあります。
実際のところ、私は「世界が違うよ~」と一足先に受けて感激していた姉の勧めで、あまりデメリットを考えずに決めてしまいましたけれど。(マネしてはいけません)
ソフトもハードも試したけれど、どうしてもコンタクトがゴロゴロして合わなかった上に、当時1歳の息子が抱っこをするたびにメガネを「とってはポイ」してくれるので、困っていたのです。
日帰りレーシックも、生命保険の手術給付金対象
レーシックを受けると決めたら、気になるのは・・・施術費用。
私がレーシックを受けたときには、独身時代に母の勧めで入った養老生命保険に加入していました。
この保険では、手術を受けたら10万円の給付金を受け取ることができる保障内容でした。
契約当時はまだ社会人1年目で持病もなかったので、まさか手術給付金をその後受け取ることがあろうとは思っていませんでしたけれど。
レーシックは、手術の扱いになります。
多くのクリニックが、術前検査と術後のフォローに通うことを前提に、日帰りで行っています。
仕事の休みがなかなかとれなかったので、術前検査→診察→施術を全て土曜日の1日で終わらせてもらえるクリニックを探しました。
そして日曜日にもう一度受診をして帰宅、以後は自分が勤める病院の眼科で2度ほど術後のチェックを受けました。
おかげで、最短時間&最小限の労力でレーシックを受けることができました。
しかし、これも手術は手術。
出産のとき既に帝王切開(生命保険と健康状態の関係「帝王切開」)で手術給付金を受け取っていた私は、早速請求しました。
(必要な書類は、施術の日に提出して翌日受診の際に受け取って帰りました。)
さくっと行ってきて目も見えるようになって、10万円受け取れるという、なんともおいしい思いをしました。
あのとき1歳だった息子ももう小学生ですから、年が経つのは早いものです。
そして、世間を取り巻く情勢も変わります。
社会人1年目で加入した養老生命保険ではレーシックも手術給付金対象でしたが、最近ではレーシック対象外の保険も増えました。
レーシックは健康な若い人(18歳以上)も受けるので、癌に比べれば対象となる人の数は多いでしょう。
10万や20万のレーシックのためだけに生命保険に加入する人はいないでしょうけれど、半年前に加入してから手術を受ければ、払い込んだ金額よりも受け取る金額の方が高くなってしまうので、保険会社からすると赤字です。
癌などの病気と違って、半年待とうが1年待とうが病状が進行して命に関わることはありませんからね。
時代が変われば、生命保険も変わります。
保険の見直しを検討している場合は、何が対象となるのか確認しておきましょう。
また、あなたがレーシックを受けようと思っていて、なおかつ今加入している生命保険が手術給付金の対象になっているのなら、使わない手はありません。
ただし、人生で1回、多くて2回のレーシックを基準に生命保険を選ぶことはオススメしません。
レーシックは最初からおおよその金額のめどがたっている手術です。
癌や慢性疾患のように、これからどれくらいの治療費がかかるのかわからない病気ではありません。
ですから、新たに加入する生命保険を検討するのであれば、目先の10万・20万ではなく、長期的に考えて不安要素の高いものに対応できるよう選びましょう。
しかし、知っているのと知らないのとでは、10万円でも大きな違いです。
普段の買い物での節約が、バカらしくなりますよね。
生命保険も、うまく使いたいものですね(*^-^*)