【独身:パターン2】現在は独身、将来は結婚を考えている

※このページ・記事内容は女性看護師を対象にしています

独身女性は、不確定要素が多すぎる!

女性の社会進出が進む中、仕事に打ち込んでいたらいつの間にかアラサー・・・というケースは、もはや珍しくもなんともなくなりました。
今や人の生き方というのは多様化していて、「普通」が何かわからなくなっています。

女性の場合は結婚すると、住む場所もキャリアもガラリと変わります。
妻が夫の仕事に合わせることの方が当たり前だし、育児は女性がどうしてもメインとなります。

結婚したとしても、子供がいるかいないかでは大きく変わります。
子供の数ではないんですね。
女性の生き方は、母になるかどうかで大きく変わるものなのです。

現在独身生活を謳歌しているという人も、将来結婚を考えているならいろいろな可能性を考えておかなくてはなりません。
今は結婚するつもりでいてもそのまま独身生活を謳歌するかもしれないし、一度は結婚しても(私のように)離婚するかもしれませんし。

<女性の一生は、結婚で大きく変わる!>

子供が生まれるまで・子供なし夫妻のキャリアプラン

  • 夫の転勤に伴い転々とし、その都度職場も変える
  • 夫の転勤に伴い、仕事を退職する
  • 第一子の産休まで働いて退職する
  • ずっとDINKS(ダブルインカム・ノーキッズ)で過ごす
  • お小遣い程度に、緩く働く

子供が生まれた後のキャリアプラン

  • 育休を取得して、復帰後も正規職員でバリバリ働く
  • 家事育児優先で、専業主婦になる
  • 適度に家事育児を優先し、パート勤務になる
  • 末子が小学校に入ったらパート、中学校に上がったらフルタイムと段階的に復帰

こんな風に、女性は不確定要素が多すぎてなかなか将来を考えることが難しいものです。
男性は転職の予定はあっても、仕事をしないという選択肢はほとんどないでしょう?
女性は夫や子供、もしくは親の介護によってキャリアが大きく変わるのです。

独身女性がとりあえず考えておきたいことは?

結婚するかもしれないし、しないかもしれない。
いつまで働くかわからない。

結婚を視野に入れている女性の方が、おひとり様を貫くと決めた人よりも将来のリスクに備えるのが難しいですね。
【独身:パターン1】独身で今後も結婚するつもりがない>でもお伝えしましたが、おひとり様は病気をしようと、年をとろうと全て自分の収入の中で暮らさなくてはなりません。
そして、そのリスクは預貯金の額と必要な生活費によって変わります。
気楽な代わりに、全て自己責任というわけです。

しかし、結婚したら仕事も生活費も、ガラッと変わります。
数年後には結婚して、夫の扶養に入っているかもしれません。
10年後にもまだ、おひとり様でバリバリのキャリアウーマンかもしれません。
看護師は夜勤までこなす第一線で働くか、少し収入を落として日勤だけで働くかだけでも、同じ正規職員であっても生活スタイルは一変します。

では、この先どうなるかわからない独身女性は、リスクや将来にどのように備えておけばよいのでしょうか?
おひとり様におススメの収入保障保険は、数年後に自分が夫の扶養に入って専業主婦になっていたら、あまり意味のないものになってしまいます。

生命保険は長いスパンで検討する必要がありますし、年齢を重ねてから入り直すのは保険料が上がります。
その間に自分に病気が加わった場合は、不利な条件がつきかねません。

ですから、無駄にもならず最低限の安心感を得たい独身女性は、とりあえず医療保険を検討してはいかがでしょうか。
キャリアはどうであれ、妻が病気になったら家計にも影響するのは同じです。
医療保険なら、数年後に専業主婦になっていようとそのままバリバリのキャリアを継続していようと無駄にはなりません。

女性の30代は厄年で終わる!?

突然ですが、女性の厄年は何歳かご存じですか?
本厄は33歳と37歳です。
それぞれに前厄と後厄もあるので、実は30代のうちの6年間が厄年なのです

で、実際に本当に厄がやってくるのかというと・・・そこは考え方にもよるかもしれません。
私自身にあてはめると、就職・結婚・出産のあった20代よりも激動の時代となりました。

<波乱続出の30代>

  • 離婚
  • 転居2回
  • 交通事故×4回 (←多すぎるでしょ!!)
  • 手術
  • アパートの階段から13段転落、外傷性ヘルニア発症
  • 病気の進行と新たな病気の発症、そのための検査入院
  • 役職付正規職員から時給のパート職員へダウンシフト

離婚を皮切りに2回転居しましたし、手術も受けました。
疲労も加わって体調は悪化の一途をたどり、ついに新たな病気まで発症し、検査入院もしました。
休みは子供と過ごすためというより、仕事のための休養と家事で終わりの日々。

車の運転をしていてもすぐぼーっとしていたし、いつも忙しく焦っていたこともあってか、大小含め交通事故を4回・・・自動車保険がなんと1等級になってしまいました。
自動車保険って、免許取り立てでも6等級なんですよ! (‘’Д’’)
あまりにも事故が続くので車は潔く処分し、自転車生活にしました。

そして体調のコントロールのために、これまで子育てをしながらも委員会や会議に出て昇り続けてきたキャリアの階段を自ら降り、週3回の時給制のパートにダウンシフトしました。
バツイチママの私が正規の立場を手放すことは、勇気がいりましたよ~。
私は30代で、本当に疲れ切ってしまったんです。

女性が2回の厄年を含む30代は、様々なライフイベントによって何があるかわからないし、家事育児の忙しさも加わって体調を崩してしまいがち。
職場にいる同世代の働くお母さん達を見ていても、皆体調不良と忙しさに追われています。女性の30代はこんな具合に過ぎてしまうので、厄年が続くと言われているのですね。

そして健康不安を感じるようになって生命保険の加入を検討しても、私のように病気を発症したり通院歴が残ると、途端に難しくなります。
正確に言うと、加入はできるのですが条件が悪くなります

経験した実際の生命保険関連の事例09~「病気があると、生命保険の加入は不利!!」~>でもお伝えしていますが、私が生命保険に入り直したとき、持病の喘息のせいで保険金支払いに関する「特約」という条件が付けられました。
毎月の保険料も高くなりました。

生命保険は、健康なうちに入れば格段に安くなりますし、条件もよくなります。
ですから、30代の厄年ラッシュの中で何かしらの体調不良を抱える前に、生命保険を検討して欲しいと思います。

独身女性なら医療保険に入るべきと言っているのではありません。
まずは検討しておきましょう、ということです。

先の見えない将来だからこそ、自分の価値を高めよう

独身女性がもしもの備えをするのなら、早いうちに生命保険については考えておいたほうがよいですね。
考えた上で必要なら加入すればいいし、不要と思うのなら現金を貯めたり生活を小さくするといった具合に、自助努力による備えをすればいいのですから。
病気になってからでは損をすることは、覚えておいて悪くないでしょう。

一方で、私は独身女性にはお金だけでないリスク管理も必要ではないかなと思っています。
昔、職場にいた先輩で「早く結婚して、旦那に食べさせてもらう」と豪語している人がいました。

独身で実家暮らし、食事を含める家事も全て専業主婦のお母さんが完璧にこなしてくれます。
彼女は30代を迎えて病棟での交替勤務が辛いからと外来のパート勤務に転向し、10年以上経過していました。

看護師は時給が比較的高いので、パートでもそれなりの給料になります。
おまけに彼女は実家暮らしだったので、十分ゆとりある独身貴族を満喫できたのです。

20代の頃から結婚して専業主婦になることを夢見ていた彼女は、40歳を迎えてもまだ結婚していませんでした
仕事も精一杯働いているというのとはちょっと違い、「遊ぶお金が入ればいいや」というスタンスで、傍からみると働き盛りの年代を「なんとなく」過ごしているように感じられました。

そんな彼女は、異性から見てどのくらい魅力があるのでしょうか?
私が男性なら、自分の力で生きていこうとしない人はゴメンです。
結婚生活を送っていたときも、旦那の給料で生活させてもらおうとは思っていませんでしたね。
そこで踏ん張ってきたからこそ早々に離婚に踏み切れたし、離婚後も子供1人養うのに金銭的に困ることはありませんでした(体はボロボロでしたが)

専業主婦を望む女性は、大勢います。
その気持ちもわからなくはないですが、女性こそ不確定要素が大きくて、リスクもたくさん抱えているんですよ。
だから、いつどんなことが起きても自分で生きていく力を付けておくべきなのです。

自分の人生をマネジメントしよう

私は今、病院では週3回しか働いていません。
でも、いつまたフルタイムに復帰するかわかりません。
いくら体調重視でも、子供の教育費がかかって必要となれば背に腹は代えられませんから。
もしかしたら、本当に体調もよくなってまたフルタイムに耐えられるようになるかもしれません。

そしてバリバリ働こうと思ったときに使い物になる人材、必要とされる人間でありたいと思っています。
ですから仕事をセーブしている今も、専門分野の勉強は続けています。

そして、リスクを減らすためにも生活を極力シンプルに、小さくしています
ケチケチした生活を送っているのではありませんが、徹底的にダウンサイズして毎月の生活費を減らしてリスクも小さくしつつ、将来への積立や投資も始めました。

幸せな結婚生活、おひとり様、シングルマザー。
あなたにこの先、どんな道が開けるのかわかりません。

ですから、どうなっても対処できるように自分の人生をマネジメントしましょう。
基本的には、<【独身:パターン1】独身で今後も結婚するつもりがない>でお伝えした内容を意識して、このまま一生おひとり様でいるくらいのつもりでいる方が備えとしてはよい方に働くでしょう。

困ったときに頼りになるのは、ピンチを切り抜けることのできる力。
そして次に、生命保険や預貯金です。
それだけではありません。
人の助けも、もしものときには身に沁みます。
人間は1人では生きられませんから。

あなたがピンチのときに頼れるものは、いくつありますか?