
この記事の目次
髭を剃りたくないのには理由がある
人間が生活するうえで欠かせない作業は多い。
- 食事
- 排泄
- 睡眠
- 入浴
これらは毎日、誰もが絶対に行なうものだ。
面倒だからと言って、食事をしなければ死んでしまう。
面倒だからと言って、排泄しない人間はいない。
面倒だからと言って、睡眠をしなければまともに活動できなくなる。
面倒だからと言って、入浴しないと汚れにまみれ病気になるだろう。
できることなら極限まで省きたい、というのが現代人の総意だろう。
食事、排泄、睡眠、入浴。
これだけでもかなりの負担なのだが、そこに当たり前のように付け加えられている作業がある。
それが、「髭剃り」だ。
髭剃りは苦痛でしかない
髭剃りは、人間の生活の中でもっとも面倒な作業の一つである。
と、言ってもいいくらいに、髭剃りは苦痛だ。
特に、肌が弱い人・髭が濃い人にとっては。
実際には、人間の生命活動に関係している訳でもない作業。
面倒だからと言って、髭を剃らなければ、死んでしまうこともない。
だから、生活に欠かせない作業ではないはずなのだが…
この現代社会では、食事、排泄、睡眠、入浴と同じくらいか、それ以上に髭剃りは「強制」されてしまっている。
髭剃りで、肌が荒れ、ニキビができまくる
【髭を剃りたくない理由NO.1】は間違いなくこれ。
髭剃りは、鉄の刃を肌の上で何度も往復させる行為である。
当然、肌は傷む。
毎日繰り返し髭を剃れば、肌はボロボロにもなる。
肌が傷つけば、菌が入りやすくなり、ニキビや毛嚢炎の原因に。
髭剃りを続ける限り、ニキビや毛嚢炎は治らない。
本来は、髭剃りは、肌を清潔に保つことが目的である。
しかし、肌が弱い&髭が濃い人は、年中肌荒れした汚らしいニキビ面で生活することになるのだ。おまけに、青髭まで目立ち、気持ち悪さは止まることを知らない。
髭剃りという面倒な作業に加えて、この仕打ちである。
これなら、よほど髭を生やしていたほうが、清潔に見られるだろう。
時間を有意義に活用できるだろう。
髭を生やしたい訳ではない。
男なら誰しも自然に生えてくるものだ。
それを当たり前のように剃らせるのはおかしいのではないか、と男たちは思っているのである。
肌が荒れ、見た目が悪くなり、一日中ヒリヒリと痛む。
時間とお金がかかるくせに、なんの見返りもない。
それでも決まりだからと髭を剃ることと、髭を少し生やし、肌をキレイに保つこと。
一体どちらが理にかなっているだろうか?
髭という存在への思い込みによる弊害
基本的に、周りの配慮や価値観が凝り固まり過ぎて時代についていけていないことが原因だろう。
なぜ髭剃りをしなくてはならないのか、という根本的な問いに誰も答えられないのが事実である。
リスクやトラブル、労力から判断すると、髭剃りを強要する社会の方が理にかなっていない。 実に、曖昧で不明瞭、根拠がない。
それよりも多少ルーズにしたほうが、確実に仕事(社会全体)の効率は上がるはずだ。
「君、ブサイクだから整形しなよ」とか、「ハゲは惨めだからカツラ付けなさい」とか、
そういう暴言と同レベルのことが受け入れられてしまっている異常性には誰も気づかない。
実際、髭のイケメンか、ツルツルのキモ男。
どちらか選べと言われたら、100%が前者を選ぶはずだ。
実際、整えられた髭には何の違和感もない。それがたとえビジネスの場であったとしてもだ。
もし、髭そのものに嫌悪感を示してしまう人がいるとしたら、それは髭のせいではない。
あなた自身の問題だ。
あなたが髭にまつわることで不快な思いをしたことがあるだけだろう。
髭を剃りたくなくて裁判する例も
法律上では、業務に支障をきたさない限り、上司の指示に従う必要はない。
(※参考:http://mizutani-law.com/discipline/25.html)
ただ、衛生面上に問題がある場合(食品工場や料理に関する職)は、素直に髭を剃るべき、それは間違いない。
適材適所。場に応じて柔軟に対応すべき。
社会人で髭を生やしているなんてあり得ない、なんて主観的で恣意的な根拠で、髭剃りを強要するのは、法律的にアウト。
パワハラやセクハラに該当しかねない、というのが事実である。
髭剃りが当たり前、という常識は誰が作り出したのだろうか。
根拠のないそれは、常識と呼べるのだろうか。
法律的には問題がなくても、世間的に批判されるのはなぜか。
周りが剃っているのだから剃って当然、という風潮が広まっているから。
これは、思考停止の最たる例といっても過言ではない。
裁判まで起こすのは特異な例だが、そうまでしないと世間には受け入れられないだろう。
まだ社会もヒトも成長過程
もう30年もすれば、変わってくるはず。
今の50代以上の人間が働いている限り、変化は起きづらい。
しかし、連綿とその認識を引き継ぎ続ければ、肌が弱い&髭の濃い男性は苦労し続ける未来が待っているだけ。
髭を生やすことは、今は特殊でもいずれ普通になる。
だから、自分単位の細かな範囲であったとしても、抵抗していくことは重要だ。
その抵抗が社会を良い方向へ導く舵取りとなるはずだ。
国そのものが落ちぶれている。
それは、変化を嫌う無思考・無理解な人間が増えたから。
髭ごときでそんなに…
と思うのは、想像力が足りない浅はかな人間だけである。
社会は髭にもっと寛容になるべきであろう。
自分に優しく、他人に厳しくの社会はいずれ崩壊するだけだ。
現時点での最善策
現状では、「郷に入っては郷に従え」と言う他ない。食品関係や営業職において、会社の方針が髭をナシとしているのならそれに従うべき。
そこは自分の正義を主張する場所ではない。
髭剃りで肌が荒れてひどいことになっている場合は、会社側に相談しよう。
考慮してくれるはずだ。
それでもダメなら、何らかの対処をこちらもしなくてはならないが。
髭を生やすことにこだわるのなら、はじめから髭を生やしてもいい会社に就職すべきだろう。もしくは、自分で起業するかだ。
髭を剃りたくなければ、髭をなくすしかない
結論としては、髭などが存在しているから、無意味な争いをしなくてはならなくなる。
無駄な髭剃りをする必要も出てくる。
髭剃りで肌が荒れることもない。
髭剃りする必要もない。
髭剃りで肌荒れやニキビが慢性化している人は、ヒゲ脱毛を強くおすすめする。
髭OKな会社を探すより、髭OKな社会になるまで待つより、個人単位でも十分に見返りがある。
髭にこだわり持っていて、生やしたいと考えているのではなく、肌が弱くて肌が荒れることを避けたいのならば、ヒゲ脱毛は最善策だ。