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PHILIPS(フィリップス)の電気シェーバーをを比較・解説
PHILIPS(フィリップス)は、「肌へのやさしさ」が魅力の回転式シェーバー。
剃り方を工夫しないと肌を傷めてしまうため扱いが難しいが、丁寧に何日間か使い続けてみるとその真価を味わうことができる。
特に、肌が弱くて慢性的な肌トラブルに悩みの方にお勧めしたい。
ここでは、フィリップスの主要モデルである9000シリーズ・7000シリーズ・5000シリーズを比較・解説する。
お気に入りのシェーバーを見つけて、肌にやさしい快適なシェービングライフを始めよう。
PHILIPS(フィリップス)のシェーバー一覧
9000シリーズ
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型番 | 速度調整 | 充電表示 | 洗浄器 | お風呂剃り | 購入 方法 |
---|---|---|---|---|---|---|
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SP9863/16 | 自動 | % | なし | ○ | amazon |
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S9731/33 | 3段階 | % | あり | ○ | amazon |
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S9551/12 | 3段階 | 5段階 | なし | ○ | amazon |
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S9185/12 | なし | 3段階 | なし | ○ | amazon |
※スマホでは横にスクロールして見てほしい
7000シリーズ
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型番 | 速度調整 | 充電表示 | 洗浄器 | お風呂剃り | 購入 方法 |
---|---|---|---|---|---|---|
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S7560/12 | なし | 3段階 | なし | ○ | amazon |
※7000シリーズの現行品はこのモデルのみ
5000シリーズ
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型番 | 使用時間 | 充電表示 | 洗浄器 | お風呂剃り | 購入 方法 |
---|---|---|---|---|---|---|
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S5397/26 | 50分 | 3段階 | あり | ○ | amazon |
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S5214/06 | 40分 | 1段階 | なし | ○ | amazon |
※スマホでは横にスクロールして見てほしい
各シリーズ・各モデルの比較
9000シリーズの比較
9000シリーズ型番ごとの違い
SP9863/16(2018年新モデル)
- 充電表示%
- 刃の回転速度調整:自動(ヒゲ密度感知システム)
- デジタルディスプレイ
- ワイヤレス充電パッド
S9731/33
- 充電表示%
- 刃の回転速度調整3段階
- デジタルディスプレイ
- ヒゲスタイラー、顔ブラシ付属
S9551/12(S9551/26)
- 充電表示5段階
- 刃の回転速度調整3段階
- LEDディスプレイ
- 洗浄器なし(付属モデルあり)
S9185/12(S9185/26)
- 充電表示3段階
- 刃の回転速度調整なし
- LEDディスプレイ
- 洗浄器なし(付属モデルあり)
9000シリーズは最高の剃り味
フィリップスのシェーバーは、肌にやさしいけれど深剃りできないのがネックだった。
その点を大幅に改善したモデルが、この9000シリーズ。
肌へのやさしさは、7000シリーズに少しだけ劣るが、それ以外は高性能・高品質である。
フィリップスで最も深剃りできるモデルだ。
お風呂剃りにも対応しているので、より肌への負担をかけないシェービングが可能。濃い髭でも快適に剃れる。
1時間の充電で約60分間使用可。
7000シリーズの比較
7000シリーズ型番ごとの違い
S7560/12(S7560/26)
- 2018年現行モデル
- ジェントルプレシジョンプロ刃
- スタンド付属なし
S7520/12(S7520/26)
- 2016年モデル
- ジェントルプレシジョン刃
- スタンド付属あり
※いわゆる型落ちモデルのため、通販サイトでは現行モデルより安く購入できる。性能もカラーリングもほとんど変化なしなので、こちらのほうがお得。
7000シリーズは特に肌にやさしい
フィリップス史上、最も肌にやさしい7000シリーズ。
肌に負担をかけにくいのが特徴のフィリップスの回転式シェーバーだが、その中でも7000シリーズは「敏感肌を気にせず深剃り」を謳うほど、肌へのダメージを抑えたシェービングが可能になっている。
9000シリーズに比べると深剃りレベルは劣るが、カミソリ負けに毎回なってしまうような方には最適。
肌が弱くてどのシェーバーも合わないとお悩みの方にとって救世主となるだろう。
1時間の充電で約50分間使用可。
5000シリーズの比較
5000シリーズ型番ごとの違い
S5397/26(S5397/12)
- 充電表示3段階
- センシティブモード搭載
- 1時間の充電で約50分使用可
- 洗浄器あり(付属なしモデルあり)
S5214/06・S5215/06
- 充電表示1段階
- センシティブモードなし
- 1時間の充電で約40分使用可
5000シリーズは回転式入門向き
5000シリーズは、エントリーモデル。
価格が7000シリーズより安く、初めて回転式シェーバーを使ってみたいという方にオススメ。
回転式は扱いが難しく慣れるまで逆に肌を傷めてしまいがちだが、剃り方のコツが分かってしまえば、往復式のシェーバーよりもはるかに肌ダメージは軽減できる。
ただ、5000シリーズは、9000や7000に比べて肌へのやさしさレベルが少なく、深剃りもしにくい。
つまりは値段相応、ということなのだが、肌へのやさしさ目的で回転式を選ぶ方は、シリーズごとの特徴を確認しておこう。
S5214/06の体験談(レビュー)はこちら
シリーズ性能比較
- ヘッド可動8方向
- ダブル V トラック刃
- 刃の回転速度調整3段階
(ハイスピード、ノーマル、センシティブ)
- ヘッド可動5方向
- ジェントルプレシジョンプロ刃
- 刃の回転速度調整なし
- ヘッド可動5方向
- マルチプレシジョン刃
- 刃の回転速度調整(センシティブ)
ヘッドの可動方向は多いほうが快適。
肌への密着度が変わるので、深剃り早剃りがスムーズにできるようになる。
刃の性能は値段相応と言うべきか。
やはり9000シリーズが一番優れている。
刃の回転スピード調整は便利。
忙しい時にはハイスピードで、時間をかけて丁寧に剃りたい時にはセンシティブといった使い分けができる。
PHILIPS(フィリップス)選び方・オススメモデル
世界シェアNO.1の電気シェーバー会社らしいが、それが日本人の肌・髭に適しているかは別である。
フィリップスのシェーバーを選ぶのは、「回転式を使ってみたい」もしくは「肌がとても弱くても大丈夫なシェーバーが欲しい」と思う方が大半であろう。
となると、必然的に候補は絞られてくる。
すべてお風呂剃り対応なので洗浄器の必要性はそこまで高くないが、あったほうが間違いなく衛生的。水洗いでは落とせない汚れも楽にキレイにできる。
ドライ剃りの頻度が高い方は洗浄器付モデルがオススメだ。
まとめ:PHILIPS(フィリップス)比較
フィリップスのシェーバーは、早剃りしたり深剃りしたりには基本向いていない。
「髭剃りなんてさっさと済ませたい」
「髭に余計な時間をかけたくない」
「髭なんて剃れれば何も問題ない」
と考えている方には残念ながら選ぶべきではないだろう。
『肌の状態を考慮しながら、多少時間がかかっても丁寧に剃りたい』
という方にのみオススメしたい。
わざわざ回転式を選ぶメリットは通常ないので、
「肌へのやさしさ」にこだわる方はぜひとも使ってみよう。
PHILIPS(フィリップス)の電気シェーバーはそんな一品である。