
私がヒゲ脱毛しようと決意した理由
私は生まれつき体の毛が濃い。
小学校高学年くらいですでに髭(ひげ)が生え始め、中学生になると遠くからでもはっきり分かるほど濃くなり、高校に入ると毎日剃らなければ維持が不可能なほどになった。
大学に進学してからより一層髭の濃さに磨きがかかり出す。
剃ればどうにかなっていた髭が、剃ってもどうにもならないくらいにさらに濃くなったのである。
おまけに私は生まれつき肌が弱い。
髭を剃ると必ず肌が荒れた。どんなにゆっくりやさしく剃っても赤くなる。しかし、剃らなければ髭は目立つ。さらに私は生まれつき肌が白い。
だが髭は濃いため、「髭の黒」と「肌の白」のコントラストが美し…いや、かなり気持ち悪く、髭だけが浮いて見えるのだ。
正直どうしようもない。
いくら丁寧に剃っても髭はきれいに剃れず、肌は傷みまくる。
時間も労力もお金もかかる。
これから一生こんなことを続けなければならないのか―――
私は目眩がした。絶望し地に伏した。
思えば、髭が濃いことでどれだけ損をしてきただろうか。
髭を人に見られることが嫌で、人と目を合わせられなくなった。
まともに会話できないため、人間関係はどんどん希薄になっていった。
今もそうだ。
髭が濃くても構わない、なんて開き直ることもできなかった。
自分に自信がない。
だから、基本的に何をやってもうまくいかない。
私は大きくため息をついた。
私の1日はため息に始まり、ため息に終わる。そんな人生を続けてきた。
でも、このままでは本当に人生は終わりを迎えるだろう。
髭ごときにこれ以上時間を費やすわけにはいかない。
そうだ。
学生の頃では実現できなかった『ヒゲ脱毛』をしよう!
今なら時間的にも金銭的にも問題ない。社会人になった今こそやるべきなのだ。
ネットでヒゲ脱毛について調べたところ、【メンズリゼ】に決定した。
なぜなら、近場にあるメンズ脱毛クリニックがメンズリゼと湘南美容クリニックしかなかったからだ。
では、なぜメンズリゼなのか。
それは、メンズリゼが湘南美容クリニックほど有名ではないから。
髭によって性格の歪んだ私は、“人気のもの”ほど嫌いになり、興味をなくす。
それに、湘南美容クリニックは「回数無制限コース」がある(※当時)。追加費用なしで何回も施術できるのだ。普通に考えればかなりお得だが、私はここに疑念を持ってしまう。
「効果が薄いから何回も通わせるのでは…?」と。
それに対し、メンズリゼなら追加費用はきっちりとる。その分、通常の半額という良心的な価格で。
どちらが信頼に置けるだろうか?
私は断然、メンズリゼだ。
お金をきっちり請求してくれた方が安心できる。効果も期待できそうだ。
実際に【メンズリゼ】にヒゲ脱毛に申込する
公式サイトの「無料カウンセリング予約」から申し込む。
(私が通うのは近場の【リゼクリニック福岡天神院】)
私は髭を一掃したいので、「ヒゲ全体コース(5回)」を申し込むことにした。
口周りはもちろん、ほおからもみあげ、のどまで範囲に入っている。
最初の予約では、カウンセリングのみか、カウンセリング+一回目の施術を選ぶことができる。すぐに髭をなくしたい私は当然、カウンセリング+施術を選んだ。
麻酔の有無も選択可能だ。
かなり痛い、との評判だが、私は麻酔なしで挑戦することにした。まずは、どんなものか痛みの程度を知っておきたいからだ。
ちなみに、麻酔は3,240円。さらに皮膚に浸透させる時間が30分以上かかる。
予約日を決めて申し込むと、10分ほどで返信が来た。
思ったよりもかなり早い。それに、メールの文面は非常に丁寧だ。
残念ながら、希望した日程では予約が取れないとのこと。
希望日を1週間ずらして返信すると、今度はOKだった。
予約は、第三希望日まで選択できる。
平日の昼間でも予約が取れないことが多いので、なるべく早めの予約が望ましい。
1ヶ月後までなら予約可能だ。
それから、予約時間の10分前までには行くようにしよう。時間に30分遅れると施術1回分消費されるので注意が必要だ。その日は診療ができなくなる。
これで私の決意はより固まった。
(痛さがどれくらいかも気になるが)
あとは、髭が本当になくなるのを願うばかりだ。
ただ、長い戦いになるのは間違いない。
1年や2年スパンで辛抱強く髭が無くなる日を待とう。
ヒゲ脱毛前の私の髭の状態
これが髭剃り直後。
青髭と肌荒れが目立つ。それでも比較的髭は剃れているようには見える。が…
次の日の朝になると…
たった一晩でこれである。
おまけに毛嚢炎ができてしまっている。
あご下にいたってはこれである。見ていられない…。
これらの惨状がメンズリゼのヒゲ脱毛でどれほど改善されるのか。
見ものである。