
この記事の目次
「髭は便器並みに汚い」は本当なのか?
最近よく言われる「髭は便器並みに汚い」という説。
果たしてこれは本当なのだろうか。
本当であれば、髭を伸ばした男は、アゴに便器をぶら下げて生活していることになる。ビジュアル的には面白いかもしれないが、衛生的には最悪だ。
ただでさえ日本人は髭を嫌っているというのに、これでは今後、髭を生やした男の人権がなくなるくらいに嫌われてしまうかもしれない。
そうなると、ますます男は生きづらくなるだろう。
男なら誰しも生えてくる髭の地位をもっと向上できないものか。
すると、以下のことが判明した。
- 髭は便器並みに汚いというのは間違い
- 菌の数だけで判断すれば、確かに便器並み
- 髭や顔に付いているのは常在菌(人間に必要な菌)
- それらを便器に付いた菌と比較するのはおかしい
とのことである。
(参考:yahooニュース)
髭に付着している菌には人間になくてはならない菌も含まれている。にも関わらず、便器並みというのは、風評被害の何物でもない。
よって、「髭は便器並みに汚い」という説は間違いであることが確定した。
安心して髭を生やそう!と言いたいところだが…
髭は非常に汚れやすい
「髭は便器並みに汚い」という説が間違いであっても、「髭が汚れやすい」という事実に変わりはない。
髭は髪の毛か、それ以上に汚れがちなのである。
口周りの髭には、食事の際には必ず食べ物や汁が付着するし(ラーメンはその典型例)、そのまま放置すれば、雑菌はあっという間に繁殖してしまう。
また、ただ汚いだけでなく、髭の汚れは肌にまで悪影響をもたらす。
汚れた髭にはなんと水虫菌が繁殖することもあるようだ。顔が足の指の間と同じように水虫になってしまうなど想像もしたくない。
髭が汚いだけなら剃れば済む話だろうが、肌に何らかのトラブルが起きてしまっては、簡単には解決できない厄介な問題となる。
自分だけの問題ではない。
そこまで実際に皮膚に影響をおよぼすほど髭が汚ければ、周囲の人間にも不快感を与えてしまうことは確実だ。
それでも髭を生やすなら、一生その悩みに付き合わなくてはならないだろう。
髭を伸ばすということはすなわち、そういうことなのである。
内と外からキレイに保つ
だからと言って、髭を生やしている人間がすべて不衛生であるなんてことはあり得ない。日頃から念入りに気を遣っている男たちは少なくないだろう。
しかし、「なんか汚そう」と思われてはそれまでである。
今一度、髭の状態を見直してはどうだろうか。
洗顔で表面の汚れを落とす
洗顔は、1日2回を限度に、泡で軽くなぞるように洗うのがコツだ。泡立ちネットを活用しよう。
それでは汚れが落ちないだろ?
と思う人は大きな勘違いをしている。
髭そのものは髪の毛と同じように洗っても問題ないが、肌は別だ。
ゴシゴシこすると肌に付いた常在菌まで洗い流してしまうからである。
それに、肌についた汚れのすべてを洗顔だけでどうにかしようとするのがそもそもの間違い。軽くやさしく洗顔しても落ちないのは、体の内側の問題だ。
髭や肌の汚れは、大気中の塵や埃、食事中の付着物だけではない。体の内側から出てくる皮脂も大きな要因である。
洗顔はあくまで表面の汚れを落とすだけのもの。 皮膚の奥底の汚れを落とすためではない。内側からの汚れ対策
軽い洗顔だけでキレイな肌と髭を保てるようになるには、結局、生活習慣が重要となる。
- 脂質の多い食事を控える
- 酒を飲み過ぎない
- 運動して汗をかく
皮脂の分泌が適正に保たれれば、肌も髭も自然とキレイになってくるだろう。
髭が汚く見られるのは、「髭の生やし方」と「髭を生やしている人間」に問題があることがほとんど。
最低でも運動を定期的におこなうライフスタイルに変えれば、髭が否定的に見られることはなくなるはずだ。
そもそも髭を生やす必要があるのか
髭が生やせる職場で働いていても、髭を生やすかどうかは本人次第。
となると、髭を生やす理由は限られる。
おそらく以下の2つのどちらかには当てはまるはずだ。
ただし、似合ってなければ汚く見られるだけである。
似合っていれば、男の武器にもなるが…。
髭にこだわりがないなら
髭を生やすことにこだわりがあるのなら、そのまま生やせばよい。
だが、消極的な理由で生やしているのならさっさと脱毛してしまったほうが間違いなく良い。永久脱毛すれば今後一切髭に悩まなくて済む。
医療レーザーでヒゲ脱毛すれば、薄くすることもできるしツルツルにすることもできる。
髭にマイナスイメージがあるならヒゲ脱毛してしまおう。
脱毛すれば、髭でマイナスな評価を受けることはなくなるし、髭剃りや髭の手入れに時間を取られることはなくなる。当然、顔をキレイに保てるので、とにかく快適に過ごせるようになる。
まとめ:「髭=汚い」なのか
背が高く鼻の高い外国人が髭を生やしていても不快に思うだろうか。
ほとんどの日本人がそうは思わないだろう。
やはり「似合わない」というのが致命的なようだ。
それから「髭質」も大きい。日本人の毛は硬く黒いため見た目も触り心地もよくない。
しかし、実際にはそれが髭である限り、他人に良く思われようが悪く思われようが、
『菌が繁殖しやすいという面では確実に汚い』のである。
もちろん背が高く鼻の高い外国人の髭であってもだ。
汚いことに変わりはない。(何も対策しなければ)
私は「生やしたいなら生やせばいい、他人の目なんてどうでもいい」というスタンスである。
もし髭を生やすことで周囲の人間に物理的な害を及ぼすようであれば剃るべきであろうが、たいていの場合、そんなことにはならない。
髭は堂々と生やすべきだと思う。
毎日念入りに洗い、食事後にもしっかり洗うようにすればいい。
栄養バランスに気を付けて、運動もすれば完璧だ。
それで肌トラブルには絶対ならないし、汚い訳がない。
自分の武器になるだろう。
だが、もし、「似合わないけれど仕方なく生やしている」「やっぱり汚いと思ってしまう」という人がいるならば、ヒゲ脱毛することを強くお勧めしたい。
髭は誰にとっても武器になるとは限らない。かっこよく見られるとは限らない。