家庭用脱毛器は、脱毛ができないわけではありません。ただ、なにも知らずに購入してしまうと「失敗した!」と思ってしまうこともあるのです……。

めっちゃお金かかるやないか! の失敗

家庭用脱毛器は、購入後もランプカートリッジの買い替えが必要な商品があります。ただ、このランプカートリッジは製品によってはかなり頻繁に買い替えが必要になるものもあり、全身脱毛ともなれば、カートリッジ代だけで10万円近くかかるものも……。

本体も5~7万円程度と決して安くありませんが、本体価格が安いほど、カートリッジ代がかさみやすいもの。はじめに安い家庭用脱毛器を買ってしまうと、カートリッジ代がかさんで本体以上の出費になってしまいますから、購入前によくチェックしておくことが大切です!

全然効果が無い! の失敗

クリニックやエステでの脱毛経験があるわたしからすれば、家庭用脱毛器の効果はオモチャレベル、と言っても過言ではありません。たとえるなら、高級ブランドのバッグか、その辺で買った千円のバッグぐらい違う。人によっては「千円バッグでも別にいい」という人もいるのと同じで、脱毛に関しても「家庭用脱毛器でもいい」という人がいるのは事実ですが、単純に効果だけを比べると家庭用脱毛器はエステやクリニックよりも劣るものなので、期待しすぎないことです。

使えない部位がある! の失敗

エステやクリニックの脱毛では、ワキや脚といった定番部位の他、VIOと呼ばれるデリケートゾーンまで、完全に全身の脱毛をしてもらえます。

しかし、家庭用脱毛器の場合、基本的にはVIOの中でもIライン、Oラインという特にデリケートな部分に対しての照射は避けた方がいいとされています。やるなら自己責任で、という感じになっていますが、まずやらない方がいいでしょう。危ないです。

「エステやクリニックに行くのは恥ずかしいから家庭用脱毛器で!」と思ったのに、結局VIOはクリニックで脱毛することにした、という人も少なくありません。デリケートな部分の照射はできないと知った上で、それでも家庭用脱毛器を購入したいのかよ~く考えましょう。

肌が乾燥して最悪! の失敗

脱毛に使われる光は特殊な性質を持っていて、肌にダメージを与えずに毛根だけにダメージを与えることができます。しかし、肌にまったくダメージが無いというわけではなく、多少負担はかかります。光によって皮膚に熱がこもるため、脱毛後の肌は乾燥しやすいんです。

エステやクリニックの脱毛でも乾燥を感じる人はいますが、家庭用脱毛器の方がより乾燥を感じやすいので、自分で手寧に保湿ケアをしないといけません。スキンケアをサボるとたちまち肌が乾燥して見た目が悪くなってしまいますし、肌が乾燥していると脱毛の効果も出にくくなるので、注意が必要です。

「家庭用脱毛器さえあれば簡単に脱毛できる」とは言えない

何も知らずに家庭用脱毛器を購入すると、思っていた以上にコストがかさんでしまったり、使いたい部分に使えなかったりと、期待外れになってしまう可能性が高いものです。

そもそも、エステやクリニックで脱毛することを思えばかなり安価で購入できるのが家庭用脱毛器なのですから、当然効果や使い勝手の面でも劣るということは知っておかなくてはなりませんし、脱毛したい部位が少ない人の場合は家庭用脱毛器を使うより、エステで脱毛した方が安上がりな場合もあります。

「家庭用脱毛器さえあればもうムダ毛に悩まなくていい!」と過信せず、家庭用脱毛器のメリット・デメリットを知った上で、納得して購入を決断してくださいね。

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