脱毛するためにエステサロンに通いたくても、何らかの事情でエステサロンに通うことが難しい人もいます。たとえば、小さい子供がいる女性。

子供がいると行動が制限されて、特に美容院やエステに行く、となるとハードルが高いんですよね。エステサロンに行くには子供を預けなければならない、と考えると、エステに行くために一時保育を利用するというのも気が引ける、という方も多いでしょう。では、脱毛エステサロンに子連れで行くことはできるのでしょうか?

子連れで行ける大手エステサロンは無い

脱毛エステサロンもかなりの数がありますが、少なくとも、大手エステサロンの場合は子連れで行けるところはありません。「いじわる!!」と言いたくなりますが、これにはちゃんと理由があるんです。

脱毛エステサロンは狭い

大手脱毛エステサロンでも、高級エステのように広々とした空間を完備しているところはほとんどありません。価格を下げるためという目的もあって、最低限のスペースに、待合室やカウンセリングルーム、施術室がぎゅっとまとまっています。

2~3歳以上の、歩いたり走りまわったりする子供を連れて行けるほどのスペースはありません。

脱毛機は精密機器

エステサロンで使用している脱毛機も、精密機器です。とっても高価なものです。やんちゃなお子さんであればぶつかった壊してしまうという危険もありますし、逆に、お子さんがケガしてしまうことも考えられます。

また、普段はおとなしいお子さんであっても、うっかり触ってはいけないところを触ってしまうという可能性もあるでしょう。

脱毛機が壊れてしまえばお客さんが弁償しなければならないというリスクもありますし、脱毛機にぶつかったりすることでお子さんがケガをしてしまうというリスクもあるのです。

脱毛機の光が有害

脱毛の施術中は、お客さんにはサングラスがかけられます。これは、脱毛機から照射される光が目にとって良くないものだからです。

お子さんの場合、サングラスをかけろと言ってもおとなしくかけてくれるかも分かりませんし、動き回ってしまうこともありますから、照射時の光を直接目に浴びてしまう危険性もあります。

たとえ「待合室で待たせておく」と言っても、お子さんが勝手に施術室に入ってくるという可能性はぬぐえませんね。

託児対応するにはコストがかかる

「危険なら施術室に鍵をかければいいのでは?」、「託児ルームを併設すればいいのでは?」

たしかに、託児所があって保育士さんが働いていたり、お子さんが危険な目に遭わないために鍵をかけたり、といった対策をすることで、子連れで脱毛に行くことも可能になります。

しかし、こうした対策にはすべてお金がかかりますよね。お金がかかるということは、その費用は脱毛料金に上乗せされることになります。大手エステサロンの場合は特に、薄利多売で価格を下げることを重視しているところが多いため、現状では託児所の併設などお金のかかる対策はおこなっていないと考えられます。

小規模サロンなら子連れOKのところも

個人で経営しているような小規模なエステサロンの場合は、大手に比べると資本力も無いため託児所を併設するまでのことはやはりできません。ただ、大手エステサロンに比べると融通が利くという魅力もあるんです。

お客さんで混みあっているときにはスタッフがみんな接客に駆り出されるためお子さんの相手はできませんが、空いているときならお子さんがいても、「空いてるスタッフがみておきますよ」と子連れでの来店を許可してくれることも。

また、はじめから託児施設を完備しているようなエステサロンもあります。さすがに保育士が常駐している、というところは少ないですが、子供を遊ばせておけるスペースがあるなど、子連れで脱毛に行きたいママにはうれしいお店です。

ただ、基本的には子連れで行けるエステサロンというのは少ないです。特に、ハンドマッサージがメインのリラクゼーションエステとは違い、脱毛には精密機器を使うため、安全のためにも子連れ不可にしているところが多いのです。

小さい子供がいても脱毛には行ける

夫や実家に子供を預けられる人なら、脱毛エステサロンにも通いやすいですよね。でも、そういった環境が無い人でも、脱毛に通うことは可能です。

保育園に預ける

普段保育園に通っているお子さんなら、エステサロンに行くときにも保育園に預けて行く、ということはできます。「事が休みのときは登園しないで欲しい」という方針の園もあるので必ず利用できるとは限りませんが、わたしの経験上、「ママもリフレッシュするときが必要だから、仕事が休みのときでも遠慮なく預けてくださいね」と言ってくれる保育園もありました(引越しの都合で3か所の保育園を経験していますが、いずれもこの対応でした)。

保育園の一時保育を利用する

保育園では、一時保育を実施しているところも多いです。保育園の一時保育であれば比較的保育料も安いので、お近くの保育園を調べてみてはいかがでしょうか。

こちらも、園によっては理由を聞かれて「そういった理由はちょっと……」と難色を示すところもあるでしょうが、好意的に預かってくれるところもたくさんあるはず。

託児所を利用する

一般の託児所の場合、保育園の一時保育に比べると保育料が高くなる傾向にあるものの、エステサロンの近くの託児所を探しておけば、預ける時間は最低限で済みます。

たとえば、郊外型のエステサロンであれば、ショッピングモールに併設されていることもありますよね。ショッピングモールには託児所のあるところも多いので、ぜひ調べてみましょう。

ファミリーサポートを利用する

ファミリーサポート制度とは、一般の方が研修を受け、一時預かりサービスを有償ボランティアとしてやってくださるものです。1時間あたり1,000円未満で利用できる自治体が多いですよ。事前登録が必要なので少し面倒ですが、しっかりボランティアの方と打ち合わせができるので、きめ細やかなフォローをしてもらえます。また、預ける理由は特に問われないというのも魅力です。

ベビーシッターを利用する

ここまで紹介してきた方法の中ではもっとも高額な負担が必要になりますが、経済的に可能ならば、「脱毛に行きたいのに行けない……」とストレスを溜めるよりも、健康的です。

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中には、「子供を預けてまで脱毛に行く必要は無いのでは?」と考える人もいると思います。もちろん、その考えも正解の一つのはずです。

ただ、「子供がいるから脱毛に行けない」、「やりたいことができない」とストレスを溜めるのは、子供にとっても悪いことです。遊び過ぎは問題でしょうが、脱毛なんて数か月に1回通うだけなんですし、たまのリフレッシュの機会として脱毛に行ったっていいと思いませんか?

実際に育児をした経験から言えば、ストレスで自分を追い込んで辛くなるぐらいなら、脱毛でもなんでも行けばいいと思います。脱毛エステサロンに子連れで行くことは難しいですが、子供を預けて脱毛に行く方法はいろいろあるので、利用しやすいものを選んで試しに脱毛に行ってみてはいかがでしょうか?

まずは、短時間で施術が終わるワキなど小さい部位から始めるのがおすすめですよ!