分割払いの損しない選び方、見るべきポイント3つ
脱毛料金の分割払いをする人の中には、実はかなりお金のムダが生じているケースがあります。分割払いには手数料がかかるというのはご存じかと思いますが、計算方法が難しくて分割払いの仕組みは知らない、という女性が多いんですよね。
そこで、分割払いの仕組みがよく分からない人でも、最適な支払方法を選ぶためのポイントを紹介したいと思います!
分割手数料の実質年率
クレジットカードの分割払いでも、ローン契約による分割払いでも、「実質年率」というところ見ると、その分割払いがお得なのか損なのかが分かります。
分割払いは実質年率18%をMAXとして、低いところだと一桁の場合もあります。(7~9%ぐらい。)
実質年率がほんの数%変わるだけでも、支払額は総額で何万円も変わってくるので、いい加減に選んではいけません。
・クレジットカード
カード会社によって実質年率が違うので、お手持ちのカードの中から、実質年率がもっとも低いものを選びましょう。
・ローン
脱毛契約をするお店によって、提携しているローン会社が違います。ローン会社を変更することはできないので、そのお店の提携ローンが高い場合は、手持ちのクレジットカードを利用すると良いでしょう。
・カードローン
カードローンとは、個人でお金を借りられる銀行などのサービスです。クレジットカードを持っていない人で、お店のローンが高いという人はカードローンを借りて、そのお金を支払いに充てるといいでしょう。もちろん、実質年率はしっかりチェックしてください。
支払い回数
分割手数料の金額は、支払い回数によっても変わります。同じ実質年率でも、支払い回数が多くなるほど手数料は高くなります。たとえば、30万円の全身脱毛のコースを、実質年率15%のローンで支払うとしましょう。
24回払いにすると、総額で48,430円の分割手数料がかかります。一方、12回払いにすると、分割手数料の総額は24,257
円。倍以上違うというわけです。
支払い回数を増やすほど、月々の支払額は少なくなり、返済は楽に見えるかもしれません。毎月2万円ずつよりも、1万円ずつの方が負担が少ないような気がしますよね。でも、総額でみると何万円も損してしまうことになるので、支払えるのであれば支払い回数を少なくして、月々の支払額を多めに設定しておくようにしましょう。
特に、実家暮らしなどで自由に使えるお金が多い人であれば、数か月間だけ節約生活をして、6回払いで終わらせる、というような使い方もおすすめです。
返済方式
もう一つ、ローンやクレジットカードの分割払いには「返済方式」の違いがあります。「元利均等返済」と「元金均等返済」というものです。言葉だけ見るとほとんど違いが分からないようなものですが、実は、全然違うのです。
元利均等返済の場合、毎月の支払額は一定になります。10,000円なら、毎月ず~っと10,000円を払う方式です。ところが、この10,000円のうち、いくらかは「利息」にあたる分割手数料の支払に充てられているので、その分元金の返済ペースが遅くなります。30万円のローンが翌月には29万円になるのではなく、数千円しか減っていない、ということもあります。
一方、元金均等返済の場合、毎月の支払額が一定ではなく、はじめのうちは高く、徐々に安くなっていくという方式です。「10,000円ずつ支払う」という契約であれば、元金10,000円に、分割手数料が別途上乗せされるためです。つまり、10,000円ずつ支払うという契約でも、実際に支払うのは12,548円、みたいに、少し高くなっているんですね。
でも、総支払額が安く済むのは、元金均等返済です。そりゃそうですよね。同じ10,000円ずつの契約でも、元金均等返済の方が毎月の支払額が多くなり、元金がどんどん減っていくのですから。
ローンの場合は元利均等返済が多いのですが、クレジットカードの分割払いだと、カード会社によって異なります。できれば、元金均等返済のものを選んだ方が得になるので気を付けて見てみてくださいね。