肌荒れさん必見 脱毛に通うために肌荒れを治す方法
脱毛はしたい! でも、今の肌じゃ脱毛できない……。そういう人も少なくありません。アトピー性皮膚炎の方をはじめ、慢性的に肌荒れしている人だと、脱毛なんて夢のまた夢。ムダ毛がどうの、という以前に、キレイな肌になりたい! という思いも強いと思います。
と言うのも、わたし自身、肌が強い方じゃありません。アトピーです。周りの人にはまったく分からないレベルのアトピーで、むしろ肌がキレイだと褒められますv でも、一度悪化してしまうとトビヒのようにあちこちに炎症が広がって、脱毛に通っている途中でも、何度か脱毛を中断しなければならないことがありました。
そんなわたしだからこそ、他のサイトでは教えてくれない、「脱毛に通うために肌荒れを治す方法」を紹介することができます! ぜひ、参考にしてみてください。
目次です♪
まずは肌荒れの正体をつきとめよう!
肌荒れがあるなら、やっぱり皮膚科に行かなければなりません。自己流でいろいろやってみても、改善と悪化を繰り返すだけです。いや、一度も改善の兆候が見られないまま、悪化の一途をたどっている人も多い……。
皮膚科と言っても、てきとうに近所の皮膚科に行く、というのはおすすめしません。わたしも今までいろんな皮膚科に行きましたが、肌をちらっと見ただけで「アトピーですね~お薬出しておきますね~」で診察が終わるような医者もいます。
名医を見つけるのは難しいものですが、せめて、
・肌荒れしているところをくまなく見て診察する(一部だけはダメ)
・アレルギー検査もする
・処方した薬の使い方(塗る量、やめどきなど)を詳しく説明する
ぐらいの皮膚科を見つけてください。
皮膚科に通ったからと言って、必ず肌荒れが治るというわけではないんですが、まずは、きちんとした診察を受けて、その肌荒れがいったい何なのか? ということを突き止めることが大切です。
アトピー性皮膚炎なのか、トビヒなのか、乾癬なのか脂漏性皮膚炎なのか……。肌が荒れる皮膚疾患はたくさんあって原因もそれぞれ違います。本当の正体を知らなければ正しく対処することもできないと理解しておきましょう。
正しい知識を身に付けよう
皮膚科の先生が、100%正しいとは限りません。というか、厳密に言えば、皮膚科医のあいだでも、意見が分かれるようなこともあります。ある医師はステロイド剤を多用し、ある医師は抗生物質を多用する、みたいに、病院によっても治療方針が違うのはよくあることです。どれも間違いではなく、解釈の違いが大きいと思うのですが、自分でも、正しい知識を持って治療を受けることが大切です。
たとえば、よく言われるのは「ステロイドは危険!」ということ。たしかに、ステロイドは危険です。でも、そんなこと言ったら、世の中のどんな薬だって危険です。どんな薬にも副作用はありますから……。ちなみに、ステロイドの外用薬(塗り薬)は、正しく使えば危ないものではありません。きちんとした知識が無いまま使うから、副作用に悩まされることになるんです。
せめて、自分が処方してもらった薬についてはネットで調べるクセをつけましょう。わたしは、皮膚科以外でも、病院で薬をもらったらそれがどういう薬なのかは調べます。調べた方が、「この薬、本当に効果があるのかな……」と不安になりながら使うより、何倍も効きやすくなりますよ。
また、皮膚炎の原因などについても、自分で調べるようにしましょう。病院で説明を受けるだけでは、先生も忙しいので簡単なことしか教えてもらえません。詳しいことは自分で調べて、自分の生活習慣でどこが悪いのか、何を改善すればいいのか、ということを知っておくようにしましょう。
生活習慣の改善は必須!
皮膚科の名医のところへ通っても、それだけでは肌荒れは治りません。一時的に良くなるだけです。薬をやめたら元通り。
皮膚科の先生は、皮膚疾患が専門です。わたしが出会った先生の中で、生活習慣からトータルで素晴らしいアドバイスをくれるような方はいらっしゃいませんでした。「睡眠をしっかりとるようにね」ぐらいは言っても、結局は皮膚の状態を見て判断するのが皮膚科の先生の仕事なので、あまり多くは求められません。
それに、生活習慣ぐらい、先生に聞かなくても自分で改善できます。ポテチ食べて、熱いシャワー浴びて、タバコぷかぷか吸って、浴びるようにお酒飲んで……っていう人の肌荒れが治るわけがありません。
(こういう不摂生な生活をしても肌がキレイな人もいますが、彼らは我々と違う体質を持った人種です)
肌荒れをしっかり治して脱毛に通えるレベルにするには、治療と合わせて「体質改善」が必要です。そして、体質改善のためには生活習慣の改善が欠かせません。
・睡眠時間を多めに確保してなるべく早寝早起きする
・食べ過ぎの人は食事の量を減らす
・肉控えめ、野菜多めの和食にする
・軽い運動を続ける(30分ぐらいのウォーキングなど)
・爪は短く切って掻かないように心がける
・食物繊維や乳酸菌をしっかり摂る
・ストレスは溜めない。逃げることも大事
・なるべく禁酒・禁煙
などなど。
すべてを一度に変えるのは大変ですが、できるところからやっていきましょう。3か月程度規則正しい健康的な生活を続ければ、肌の調子はみるみるよくなり、その後は多少不摂生をしても肌荒れしにくくなりますよ。
腸内環境をととのえよう
肌荒れと、腸内環境は密接な関係にあります。腸はただ食べたものを消化・排泄するための器官ではありません。たとえば、睡眠やストレスに関連するホルモン「セロトニン」は、腸内で作られています。
セロトニンの分泌が少ないと、睡眠ホルモン「メラトニン」が作られにくく、不眠を引き起こすことがあります。
また、腸内環境が悪いと便秘になることがありますが、便秘=ニキビ、というイメージも間違っておらず、肌荒れに直結してしまうことがわかっています。
腸内環境を整えるには、以下のことが大切です
・善玉菌のエサになったり便秘を改善する食物繊維を摂る(野菜、こんにゃく、きのこ類)
・乳酸菌や納豆菌など「善玉菌」を摂る(納豆やヨーグルト)
・適度な運動をする(ウォーキングと腹筋がおすすめ)
・水分をたっぷり摂る(水かお茶。炭酸水もおすすめ)
わたしが、アトピー体質でありながらもほとんど症状が出ないのは、腸内環境が良かったからだと思っています。その証拠に、不摂生な生活が続いたりストレスが溜まったりして腸内環境が悪化すると、つまり、排便ペースの乱れや便の質が低下したりすると、自動的に肌荒れしてしまうから。
腸内には数百兆個もの細菌が暮らしています。このうち、7割は「日和見菌」と呼ばれる、善玉にも悪玉にもなる性質のもの。腸内環境を改善する生活を続けることによって、日和見菌たちが善玉に傾いていき、善玉菌が増える、というわけなんです。
手っ取り早いのは、乳酸菌のサプリメントを飲むこと。「ザガードコーワ」とか。しばらく続けていると、腸内環境が改善されていくのが分かります。
また、ヨーグルトを食べる場合は、同じ商品を食べ続けるのがおすすめです。商品によって、乳酸菌の種類が違いますよね。毎日同じものを食べ続けることによって、特定の菌を増やし、一気に善玉菌優位の環境を作りやすくなります。乳酸菌の種類によって、体に合う・合わないがあるのでとりあえずはお好みのものでいいと思いますが、改善が見られなければ種類を変えましょう。1週間ずつ変えてみると自分に合う商品が見つかるはずです。
食物繊維も、サプリメントで摂ることができますが、経験上、おすすめなのは海藻類・きのこ類、そしてバナナです。
食物繊維には水溶性と不溶性があり、これらをバランスよく摂ることが大切です。(海藻類は水溶性、きのこ類は不溶性、バナナには両方含まれます)ただ、過敏性腸症候群の方は、不溶性よりも水溶性がおすすめです。
特にバナナは、前述の大切なホルモン「セロトニン」の材料となる物質「トリプトファン」が含まれているので、毎日食べるといいですよ。バナナは安いしいいですよね!
肌につけるものにも気を付けよう
皮膚疾患の原因は細菌やウィルスなのですが、どんな細菌もウィルスも、わたしたちの身近にいるものです。細菌やウィルスを徹底的になくすことはできません。それに、同じ家に住んでいても、肌荒れする人としない人がいますよね。
細菌やウィルスによって肌荒れが起こるのは、細菌やウィルスが繁殖しやすい状態になっているからです。たとえば、お風呂に入らず不衛生にしていたら、皮膚表面に雑菌が繁殖して、肌が荒れそうだと思いませんか? 雑菌が繁殖するのには、原因があるのです。
毎日お風呂に入っていても、ボディソープをしっかり洗い流せていないと、残留した成分が雑菌のエサになり、繁殖を手助けしてしまうことがあります。また、いくら清潔にしているつもりでも、枕カバーが汚いと、頭皮や顔が荒れる原因になります。
つまり、洗剤や衣類など、肌につけるものに気を付けなければ、肌荒れは治りにくいということ。肌荒れを引き起こす原因はいろいろありますが、主なものを挙げておきましょう。
・ボディソープ、シャンプーなど
入浴後、しっかり洗い流れば問題ない。できれば、低刺激な商品に変えるのがおすすめ
(わたしは、顔と体は牛乳石鹸で、髪の毛はカウブランドの「無添加シャンプー」を使っています)
・食器洗剤
手荒れする人は、手に付いた食器洗剤が洗い流せていない可能性大。また、ちゃんと手を拭いていないことも原因になる。肌荒れがひどいときには綿手袋の上からゴム手袋をはめるスタイルがいいでしょう。
・衣類洗剤、柔軟剤
洗濯の際、しっかり洗い流せていない。洗濯物の詰め込みすぎや水量のケチりすぎが原因。また、刺激の少ない商品に変えるのもおすすめ。
(わたしは、ミヨシの「そよ風」という粉せっけんを使っています。柔軟剤はかゆくなるから使わない。しっかりパンパンと振ってから干せば、ゴワゴワにはなりません)
・枕カバー
髪が湿ったまま寝ていると、特に雑菌の温床に。毎日カバーを変えるのが面倒なら、毎日手ぬぐいのような薄いタオルを巻いて寝るといいですよ。また、面倒でも定期的に干して、掃除機をかけましょう。(ウォッシャブル枕もおすすめ)
脱毛きっかけで、最強の肌を手にいれよう!
脱毛に通うためには、肌をキレイにしなければいけません。逆に言えば、ちょっと頑張れば、美肌も脱毛もかなうということ! しかも、生活習慣を改善することによって、不眠やイライラなど、その他の健康問題も一気に解決できるという奇跡!
一度健康な状態を作ってしまえば、その後は肌荒れも起こしにくくなります。もちろん、不摂生を続けていればまた元通りになってしまうことはありますが、たまにハメを外すぐらいならなんともなくなります。
慢性的に肌荒れしていると「こういう体質だから仕方ない」とか「脱毛なんて絶対無理」とか思ってしまいますが、どんな人でも、頑張り次第でキレイな肌は手に入るとわたしは信じています。
「脱毛したい」という気持ちを良いきっかけにして、最強の肌、そして健康な体を手に入れてみませんか?