脱毛により起こりうる「硬毛化」と「増毛化」のリスクについて
脱毛に通えば、ムダ毛はすべてなくなって、ムダ毛処理の煩わしさからも解放される!
そう信じている女性は多いです。
そりゃそうです。ムダ毛をなくして自己処理から解放されるための脱毛なんですからね!
しかし、ごくまれに、脱毛をしたことによってムダ毛が太くなったり、ムダ毛が増えたりしてしまうことがあるということを知っておかなくてはなりません。
脱毛したのに毛が増えちゃうリスク
脱毛に通えば、徐々にムダ毛は減っていくもの。ムダ毛が減れば自己処理が楽になっていき、最終的には自己処理しなくてもキレイな肌をキープできるようになります。ただ、ごくごくまれにではありますが、逆に、ムダ毛が増えてしまうことがあるのです。
硬化毛~ムダ毛が太くなる~
産毛の脱毛をしたときに、一部、脱毛できずにムダ毛が太い体毛に変化してしまうことがあります。これを、「硬化毛」もしくは「硬毛化」と言います。
顔など産毛の脱毛で起こることがあると言われています。
原因ははっきりと分かっているわけではありませんが、
「毛根にダメージを与えるはずが上手くいかず、中途半端に刺激してしまい、毛根が活性化してしまう」
というのが原因ではないかと言われていますよ。
増毛化(多毛化)~ムダ毛が増える~
ムダ毛がなくなるところが、逆にムダ毛の量が多くなってしまう、というのが多毛化です。硬化毛のように毛自体が太くなるのではなく、毛の量が増えます。
こちらも原因ははっきり分かっているわけではないので予防はできないのですが、毛周期の乱れによって生えてくるムダ毛の量が増えてくるのではないか、と言われています。
硬毛化・多毛化の対処法・解決策
硬毛化・多毛化というのは、ごくまれに起こることで、しかも、範囲も限られています。全身がいきなりもじゃもじゃになる、みたいなことではないので安心してください。目立つムダ毛は剃ればとりあえず目立たなくなります。
そして、たとえ硬毛化・多毛化したとしても、脱毛に通い続けていれば、いずれはムダ毛が減り、脱毛できます。硬毛化・多毛化したムダ毛も普通のムダ毛と性質は変わりませんので、「硬毛化したからレーザーがきかない」なんていうことはないですよ。
また、脱毛に通わなくても、しばらくすると自然に落ち着くケースもあります。
ほんの数本だけ硬化毛になってしまった、というような場合も多いですが、こういうケースならニードル脱毛で対処するのが確実です。
基本的には、硬毛化しようが多毛化しようが脱毛に通い続けるのがおすすめですが、その場合は通常よりも回数が多めにかかってしまうことがあるので、その点は覚悟しておきましょう。
リスクがあっても脱毛した方がいい!
硬毛化・多毛化という問題(リスク)はできれば避けたいですよね。でも、レーザー脱毛にしろ光脱毛にしろ、硬化毛・多毛化のリスクをゼロにすることはできません。
原因がはっきり分かっているものではないんで、防ぎようもないんですね。
でも、硬毛化・多毛化を怖がって「脱毛はやっぱりやらない!」と決断するのは、非常にもったいない。脱毛をしなければ今のムダ毛とは付き合い続けて行かないといけないですし、一生自己処理を続けていくことになります(自己処理を続けるということは、年齢を重ねるとともに肌も汚くなるということ)。
硬化毛・多毛化が発生するのはごくまれです。わたしも経験が無いし、周りでも聞いたことがない。もし硬化毛・多毛化に該当してしまうとショックだと思いますが、それでも脱毛を続けていれば解決する問題なので、必要以上に怖がる必要はありませんよ。
正しい知識があれば、硬毛化・多毛化したとしてもちゃんと対処できるので安心してくださいね。