妊娠・出産とムダ毛の関係にお答えします!
女性である以上、妊娠・出産を経験することもあります。中には、近い将来に妊娠・出産の可能性がある人もいるはず。
そこで、ここでは脱毛に通う上で知っておきたい、妊娠・出産とムダ毛の関係についてご紹介したいと思います!
妊娠に気づかずに脱毛の施術を受けてしまった・・・大丈夫?
大丈夫です
最近は4組に1組が「授かり婚」だということを考えても、脱毛に通っている最中に妊娠し、それに気づかずに脱毛の施術を受けてしまった、ということは十分あり得る話です。
脱毛で使用されるレーザーや光というのはあくまでも肌表面に当てるものなので、胎児に悪影響がある、ということは無いと考えられています。
妊娠中は脱毛できる?
脱毛できません。
エステサロンでもクリニックでも、妊娠中の脱毛はできないことになっています。妊娠中はホルモンバランスが変わっていることにより、脱毛の効果も出にくいと考えられているためです。
産後はいつから脱毛できる?
店によって異なりますが、産後すぐには再開できません
産後、月経が再開したらOK
卒乳してからならOK
産後○か月後からOK
など、産後の条件や期間によって決められているところが多いです。
ただ、「月経が再開したらOK」としているクリニック・エステサロンでも、すぐに脱毛に行くのはおすすめしません。妊娠中はホルモンバランスが通常時と違ってしまうため脱毛することができませんが、産後しばらくも、通常の状態ではありません。妊娠中、一時的に体毛が増えたり肌の色が濃くなったりする人も多いです。
それらの症状があるうちに脱毛しても効果が半減してしまうので、すっかり体が戻ってから脱毛を再開した方がお金の無駄にならないですよ。
しばらくは、赤ちゃんのお世話に専念しましょう。
妊娠したらムダ毛が濃くなるのはなぜ?
ホルモンバランスや毛周期の変化のせいです
ホルモンバランスの変化により、一時的に体毛が濃くなる人がいます。しかも、お腹のムダ毛が濃くなることが多いです。このムダ毛は赤ちゃんを守っているつもりなのでしょうか……。
それよりも多いのが、毛周期の変化によって体毛が濃くなるケースです。毛周期が乱れることによって、本来なら抜けていくべきムダ毛がいつまでも体に残り、新しい毛も生えてくるので、いつも以上に濃くなってしまうんですね。
妊娠中に濃くなってしまったムダ毛、脱毛しないと薄くならない?
産後しばらくすると自然に抜けていきます
妊娠中、ホルモンバランスや毛周期の変化によって一時的に体毛が濃くなることは珍しくありません。ただ、産後しばらくして、ホルモンバランスや毛周期が戻れば、体毛の量も戻ります。
産後は、髪の毛が異様に抜けるという経験をする人も多いのですが、これも、毛周期の乱れによって一時的に増えた毛が抜けているだけなので、心配することはないんです。(気にし過ぎると、それがストレスになって薄毛になることがあるので注意!)
増えたムダ毛の量が戻るまでの期間には個人差がありますが、半年から1年ぐらいでたいていの人は戻るので、それまではちょっとつらいですが、脱毛しなくても自然に抜けるものなので心配はいりませんよ。
妊娠中に色素が濃くなってしまったら脱毛できない?
脱毛できますが、産後しばらくは脱毛を控えることをおすすめします
妊娠中、肌の色素が濃くなる人も多いです。ピンク色だったはずの乳首が、黒ずんでしまったりしますよね。(これは、まだ視力が弱い赤ちゃんでも、お母さんの乳首を探しやすくするため、なんて言われています)
今までなかったはずの色素沈着ができたりしてしまいますが、たいていは一時的なものなので、産後しばらくすると戻ります。
ただ、戻るまでの期間は個人差があり、しかも、けっこう長期間戻らないこともあります。それでも、子供が自然に卒乳する頃(2~3年後)には肌の色も戻ってきますよ。
多少色素が濃くなってしまっても、脱毛できないほど濃くなることはまれですし、脱毛はできます。ただ、いつもより色素が濃くなっていると、それだけ脱毛の効果は出にくくなるので、効率的に脱毛したければ、無理に脱毛に行かずに肌の色が戻るまで待つことをおすすめします。
妊娠したいならお腹の脱毛は避けるべき?
関係ありません
お腹の脱毛をしたからと言って、子宮に悪影響を及ぼす、とは考えられていません。普通に脱毛していても妊娠はできますので、安心してください。
ただ、気にし過ぎるとそれがストレスになって妊娠しにくくなることはあるので、「どうしても気になるなぁ」という人は脱毛を控えておいた方がいいでしょう。
妊活中に脱毛に通わない方がいい?
通ってもいいですが、妊娠を優先させたいなら避けた方がいいかも
妊活中に脱毛に通ったからと言って、体に悪いということはありません。脱毛に通いながら妊活もする、というのは全然アリです。
ただ、35歳を超えている、持病があるなどで妊娠に関して不安がある人は、脱毛は産後まで控えておいて、今は妊活に専念される方がいいと思います。実際には悪影響がなくても、少しでも不安があると「妊娠しないかも……」なんて悪い方に考えてしまうものですし、それがストレスになってしまってはいけません。
ハイジニーナ(VIO)脱毛をしていると産婦人科で引かれる?
正直、引かれることもあるかも?
最近はデリケートゾーンを脱毛する女性も増えてきたと言われていますが、がっつり無毛にしている人は少数派ですし、自然な感じで残していても、Iラインがツルツル、というのは脱毛した人だけです。
産婦人科医や看護師は、女性の局部なんて見慣れているので何とも思わないものですが、それでも、やはり完全なハイジニーナ(無毛状態)の人は珍しいので、ちょっとびっくりされることもあるかもしれません。
とは言え、アンダーヘアが整えられていて性器周りに毛が生えていないということは、衛生的でもありますし、出産時の処置もしやすくなるので、メリットの方が大きいですよ。
これだけ脱毛エステや脱毛クリニックが一般的になってきているのですから、ツルツルのデリケートゾーンを見て「この人変な人?」なんて思う医師や看護師はいませんし、「あ、脱毛してるんだ」って思う程度のはずですよ。
脱毛中に妊娠が発覚したら、契約はどうなる?
しばらく休むことが可能です
脱毛の契約、店によっては「有効期間:2年間」などと有効期限が決められていることもあります。でも、妊娠・出産の場合はその限りではありません。
脱毛に通う女性の多くは妊娠・出産してもおかしくない年齢ですし、お店側もちゃんと対応してくれます。
脱毛中に妊娠が発覚したら、通っているエステサロンもしくはクリニックに報告し、しばらく通えないことを伝えておきましょう。
なお、産後どれぐらい経てば脱毛を再開できるのかも、確認しておくといいですよ。
産後もしばらく通えない場合は解約できる?
途中解約が可能です
妊娠が発覚したときにお店に報告しておけば、産後しばらくして脱毛に通えるようになるまで脱毛をお休みすることはできます。
しかし、「初めての育児だし、産後脱毛に通う余裕なんてなさそう」とか、「しばらくエステ通いはやめて、育児に専念したい!」という人は、お休みできたとしても、何年も通えなくなる可能性がありますよね。
お店によっては何年でも待ってもらえることもありますが、解約したいのであれば途中解約することが可能です。
ただし、クリニックの場合は、途中解約ができないケースがあります。実は、クリニックはエステサロンとは違うため、クーリング・オフも対象外ですし、「途中解約」という概念がそもそもありません。大手クリニックの場合は、独自の「途中解約返金制度」などを設けているので安心ですが、そういった制度が無いクリニックの場合は解約できないことがあるので、よく確認しておいてくださいね。