紫外線(日光)アレルギーがある人の脱毛時の注意点
日光にあたるとかゆくなる、じんましんが出るなど、「紫外線アレルギー」の人がいます。
日光アレルギーとも言われており、普段から日光に当たらないように生活しなければなりません。日焼け止めを念入りに塗ったり、年中長袖で過ごしたりして苦労が絶えませんよね。
こんな紫外線アレルギーがある人は、脱毛はできるのでしょうか?
脱毛には紫外線が含まれない
エステサロンでおこなわれている光脱毛や、クリニックでおこなわれている医療レーザー脱毛。いずれも、特殊な光を当てて施術していきます。
しかし、この光(レーザー)には紫外線は含まれていません。
日本医学脱毛協会のホームページには、紫外線が皮膚がんの原因になることと関連して、以下のような記載があります。
皮膚癌の原因となる光の波長は紫外線ですが医療用レーザー脱毛の波長は赤外線で、これらはまったく性質の異なる波長ですからレーザー脱毛を行って皮膚癌になるという心配は無用です。
出典:日本医学脱毛協会
紫外線が含まれない光(レーザー)を使っているわけではなくむしろ赤外線の波長に該当するため、紫外線アレルギーの人でも脱毛することが可能です。
脱毛できないこともある
紫外線アレルギーも日光アレルギーも同じように使われる言葉ですが、基本的には「紫外線に対するアレルギー」なので、紫外線にさえ当たらなければレーザーなどの光線を浴びても支障はありません。
ただ、まれに、紫外線だけでなく光そのものに対してアレルギーを持っている人もいるそうです。その場合、光脱毛やレーザー脱毛の光線でも肌が反応してしまうことがあるため、脱毛はできなくなってしまいます。
「自分が紫外線アレルギーなのか光全般のアレルギーなのか分からない」という人は、パッチテストをしてもらうと良いでしょう。目立ちにくい場所でパッチテストをして、様子をみましょう。アレルギーの症状がでなければ普通の紫外線アレルギーだと考えられますので、脱毛に通うこともできますよ。
エステサロンでは断られることも
クリニックよりも、エステサロンの方がさまざまな制約があり、健康上の問題を抱えている人は断られやすい傾向があります。紫外線アレルギーも例外ではありません。
紫外線アレルギーであることを伝えると、契約を断わられることもあるのです。医学にもとづいて脱毛できるクリニックとは違い、エステサロンでは万が一のことがあると営業停止になるなどの問題も免れないため、どうしても慎重になってしまいます。
エステサロンによっては、カウンセリングシートへの記入に際してアレルギーについての質問項目を設けているところもあり、紫外線アレルギーがある場合は断る、という対応をとっています。
ただ逆に、質問項目が特になく、本人も紫外線アレルギーのことを問題だと思わなくて、そのまま脱毛に通ってしまっているというケースも少なくありません。前述のとおり、光脱毛に紫外線は含まれないのでたいていの人は問題なく施術が受けられます。
もちろん、紫外線だけでなく光そのものに対してアレルギーがあると、光脱毛でも肌に影響することがありますので、注意が必要です。
また、個人サロンなど大手ではないところは、臨機応変な対応をしてくれるところもあるため、紫外線アレルギーがあることを伝えるとまずはパッチテストをしてみて、様子を見ながら照射してくれる、ということもあるようですよ。
光アレルギーで脱毛ができない人もいる
純粋な紫外線アレルギーであれば、光脱毛でもレーザー脱毛でもアレルギー症状が出ることはありませんし、脱毛には通えます。しかし、紫外線だけでなく光そのものにアレルギー反応を起こしてしまう人は脱毛そのものができないということになりますよね。
光アレルギーを持っている人が脱毛したいという場合、ニードル脱毛という方法があります。そう、一切脱毛できないわけではないんです!
ニードル脱毛は、電気針を毛穴に挿入して1本1本毛根を破壊していくという脱毛法ですから光を当てることがなく、そのため光アレルギーで光脱毛やレーザー脱毛ができない人でも問題なく受けることができます。
ニードル脱毛はあまり見かけない脱毛法なので「高いのでは?」、「危険なのでは?」と不安になる方もいますが、レーザー脱毛よりさらに古くからある脱毛法で安全性は高く、料金的にもレーザー脱毛とあまり変わらない水準です。
痛みが強いというのが欠点ではありますが、実際にニードル脱毛をしている人はたくさんいますし、試してみたてもいのではないでしょうか?