タトゥーがある部分の脱毛はできる?
体の一部にタトゥーを入れている場合、脱毛はできるのかどうかが気になりますよね。タトゥーが入っている場合、部分的なタトゥーであればその部分以外の脱毛ならできるのでしょうか。それとも、タトゥーが入っていると脱毛の施術自体ができないのでしょうか?
タトゥーを避ければ脱毛はできる
結論から言えば、タトゥーが入っていても脱毛の施術を受けることは可能です。ただし、タトゥーが入っている部分は避けて照射することになります。
レーザー脱毛や光脱毛では、大きなホクロやシミは避けて照射していきます。ホクロやシミに含まれる「メラニン色素」がレーザー・光に反応してしまい、ヤケドする恐れがあるためです。タトゥーが入っている場合も、タトゥーの色素がメラニン色素と同じように反応してしまい、ヤケドする恐れがあります。その結果、タトゥーが薄くなってしまったり消えてしまったりすることも。消えるにしてもキレイに消えるわけではないので、見た目が汚くなってしまいます。
また、「タトゥー部分を避けて」とは言ってもどれぐらい避けて照射するかは店ごとに異なります。エステサロンだと念のためということで大きめに避ける傾向があり、「タトゥー部分から5cm以上は離して照射する」ということも珍しくありません。5cm離すとなると、ほんのワンポイントのタトゥーだとしてもけっこう照射できない部分ができてしまうことになりますね。
クリニックの方が、比較的「ギリギリまで」照射してくれる傾向があります。タトゥー部分の周辺を脱毛したい場合は、クリニックのレーザー脱毛を選んだ方がよりタトゥーのギリギリのところまで照射してもらえるでしょう。
タトゥー部分以外であれば脱毛は問題なくできますが、事前にカウンセリングでしっかり伝えておきましょう。また、タトゥー部分を大きく避けなければならない場合でも値引きしてもらえるわけではないので、通常通りの料金がかかってしまうことは理解しておいてくださいね。
タトゥー部分の脱毛をする方法
タトゥー部分自体の脱毛は、レーザー脱毛や光脱毛では不可能です。ただ、ニードル(電気針)脱毛なら可能です。
ニードル脱毛とは、レーザーや光とはまったく違うアプローチの脱毛法。だから、メラニン色素が濃い部分の脱毛もできますし、タトゥーがある部分の脱毛でもできちゃうのです!
⇒ニードル脱毛の方法はこちらで解説しています
タトゥーがワンポイントなど小さなものであれば、その他の部分はレーザーor光脱毛で、タトゥー部分だけニードル脱毛で、というように併用するのがおすすめです。一方、タトゥーが大きい場合はレーザー・光脱毛が対応できる部分が小さくなってしまうので、はじめからニードル脱毛だけにしておいた方が費用は抑えられるでしょう。
ちなみに、ニードル脱毛は部位ごとの料金設定ではありません。「ひざ下は〇円」という料金体系ではなく「○分あたりいくら」もしくは「○本あたりいくら」といった料金体系なので、タトゥーの大きさに応じて料金が変わります。
⇒ニードル(針・電気)脱毛の料金体系を徹底解説!
タトゥーが入っている部位やタトゥー自体の大きさによって、レーザー・光脱毛と併用するか、ニードル脱毛のみで脱毛するか決めるといいですよ。
今後タトゥーを入れたい人は先に脱毛を
これからタトゥーを入れようと思っている人は、先に脱毛を終わらせてからタトゥーを入れることをおすすめいたします!!
タトゥーが入っているところは脱毛できないという問題もありますが、たとえタトゥー部分を避けたとしても、お店のミスで光を照射してしまって肌トラブルを起こしてしまう……という可能性もあります。タトゥーが無い状態で脱毛した方が安全性は増しますし、ニードル脱毛は痛い上に高額になりやすいため極力避けた方がいいという理由もあるんです。
また、タトゥーを入れたことを後悔する人も少なくないので、まずは脱毛をして肌をキレイにしていく中で、本当にタトゥーを入れても後悔しないかどうかを考える期間を作るという意義もあるのではないでしょうか?
タトゥーか脱毛か、で迷っている人は、まずは脱毛を終わらせてからタトゥーに取り掛かってくださいね!