脱毛と美白って、とっても密接な関係にあるって知っていますか? 脱毛したいなら美白は欠かせません! そこで、脱毛に通う人にこそ知っておいていただきたい「美白化粧品」の成分の特徴についてご紹介したいと思います!

美白化粧品では肌は白くならない!

美白化粧品を使えば、肌が白くなっていくと考えている人は多いです。でも、美白化粧品を使っているからと言って、肌が白くなるわけではありません!

美白化粧品には「美白成分」が含まれているので肌が白くなっていくはずだと思いがちですが、そもそも「美白」という言葉の意味を、正しく理解していますか?

「美白」というのは、「メラニン色素の生成を防ぐ」、「シミ・そばかすが出来るのを防ぐ」という意味で使われている言葉です。

つまり、すでにあるシミやそばかすを消すという、治療的な意味合いは無い、と言えるのです。

というのも、化粧品というのは薬事法の制約を受けています。医薬品でもないのに「治療ができる」と思わせるような表記をしてはいけませんし、美白という表現を使う場合にも、注意書きとして「メラニン色素の生成を抑える」など本来の意味を書き加える必要があります。また、こうした制限を受けないために、「ホワイトニング」とか「ブライトニング」という他の言葉でお茶を濁している商品もたくさんあります。

美白成分には2種類ある

アルブチン、ビタミンC誘導体、プラセンタなどなど、美白成分の種類はたくさんありますが、大きく分けると、2種類の働きに分類することができます。

1つは、「これからできるシミやそばかすを予防する」という働きです。メラニン色素の生成を抑えたり、メラニン色素の沈着を抑えたりする働きにより、シミ・そばかすを予防します。

もう1つは、「すでにあるシミ・そばかすを薄くする」という働きです。メラニン色素を還元することによって薄くしたり、もしくは漂白することによって今あるシミ・そばかすを薄くしていきます。

もちろん予防も大切ではありますが、多くの女性にとっては、「今あるシミ・そばかすを薄くする」ということの方が切実な問題ではないでしょうか? 25歳をすぎると、誰でもシミの一つや二つはありますし、できれば消してしまいたいと思うのは当然です。

主な美白成分の働き

美白成分にもいろんな種類がありますから、その中でも主なものを紹介していきます。自分が美白化粧品に求める働きや、自分の肌質に合わせて選ぶといいですよ。

◎アルブチン【予防×改善】
αアルブチンとβアルブチンの2種類がありますが、βアルブチンの方がおすすめです。ハイドロキノンと同じ漂白作用があるわりに肌への負担が少ないのも特徴です。

◎エラグ酸【予防】
安全性が高く肌に優しい美白成分。予防効果も高いです。

◎カモミラGT【予防】
花王が開発した成分で、高い予防効果を持ちます。

◎コウジ酸【予防】
高い予防効果を持っています。

◎t-AMCHA(シクロアミノ酸誘導体)【予防】
肌なじみが良く浸透しやすい美白成分です。

◎トラネキサム酸【予防】
メラニン色素の生成や、炎症を抑える働きを持ちます。シミの中でも、肝斑に対しては改善する効果もあります。

◎ハイドロキノン【予防×改善】
「肌の漂白剤」と言われるほどの美白効果があります。皮膚科などで処方される他、最近では安定型ハイドロキノン配合の化粧品は市販されるようになっています。

◎ビタミンC誘導体【予防×改善】
予防と改善の2つの効果を併せ持つ頼もしい成分。ただ、肌への刺激が強めで肌が乾燥しやすいので、敏感肌の人・乾燥肌の人は様子を見ながら使用してください。

◎プラセンタ【予防】
保湿力も持っている美白成分。乾燥肌の人にはおすすめです。

◎リノール酸S【予防】
高い予防効果を持っています。

◎ルシノール【予防】
POLAが開発した美白成分で、肌へ浸透しやすい成分です。

脱毛するなら美白と保湿は欠かせない!

脱毛の効果は、肌の状態によってかなり左右されます。脱毛効果を十分に感じたいのであれば、美白と保湿が欠かせません。

ご覧のとおり、美白成分にはいくつもの種類がありそれぞれの働きも違います。また、肌への刺激が強く敏感肌の人だと注意した方がいい成分もありますので、美白化粧品を選ぶときの参考にしてください。

美白成分に含まれる有効成分は、パッケージにかならず記載されています。お店で選ぶときには必ず成分表示を確認し、含まれる成分の特徴を理解した上で化粧品を選ぶようにしてみましょう。