脱毛料金をクレジットカードの分割払いにした場合の利息や支払スケジュール
脱毛料金の支払いは、分割払いもできます。ローン契約をして分割払いにする方法と、クレジットカードの分割払いを利用する方法がありますが、ここでは、クレジットカードの分割払いについて詳しくみていきましょう!
目次です♪
クレジットカードの分割払いの利息は?
クレジットカードの分割払いを利用すると、利息がかかりますよね。正確には「分割手数料」と言います。
分割手数料は、
・分割にする金額
・分割にする回数
の2つの要素で金額が決まります。
分割にする金額が多いほど、そして分割にする回数が多いほど、分割手数料は高くなる、というイメージです。たとえ金額が大きくても、なるべく少ない回数で払い終わるようにすれば分割手数料は安くなる、というわけですね。
では、脱毛料金を分割払いにした場合の支払スケジュールと、分割手数料(利息)がどれぐらいかかるのか、紹介しましょう。
手数料がいくらかかるかは、お手持ちのクレジットカード会社のサイトを見れば、一覧表があります。手数料は、「100円あたりの手数料」などと書かれている場合が多く、このように計算します。
脱毛料金30万円を36回払いにした場合
まず、カード会社の一覧表から、36回払いの手数料を調べます。ここでは、24.2と書いてあったとしましょう。
【計算方法】
300,000円×(24.2円÷100円)
=300,000円×0.242円
=72,600円
分割手数料として72,600円かかるので、元金と合わせると全部で372,600円支払うことになります。
36回払いなので、
372,600円÷36回=10,350円
36回払いということは丸3年間支払うことになりますが、これなら月々1万円ぐらいの支払になるので楽ではありますね。
脱毛料金30万円を12回払いにした場合
今度は12回払いなので、一覧表の中から12回のところを見ます。ここでは、7.61と書いてあったとしましょう。
【計算方法】
300,000円×(7.61円÷100円)
=300,000円×0.0761
=22,830円
分割手数料として22,830円かかるので、元金と合わせると全部で322,830円支払うことになります。
12回払いなので、
322,830円÷12回=26,902円
毎月約27,000円を支払っていかなくてはならないのでけっこう厳しいですが、その代わり総額としては安く抑えられ、支払いも1年間で終わるので、後々のことを考えると楽な方法です。収入が多めの方や、実家暮らしの方なんかだと、支払えない額ではないですよね。
分割払いは翌月から、もしくは翌々月から
脱毛料金をクレジットの分割払いにした場合、実際に支払いが始まるのは、クレジットカードの引落日になります。脱毛エステサロンやクリニックに聞いても分かりませんのでお気を付けください。引落日はカード会社ごとに異なります。
・月末締め、翌月27日払い
・15日締め、翌々月10日払い
など
そのため、分割払いにした場合、「いつから支払いが始まるか?」は分割払い決済日と、そのカード会社の締日・引落によって決まる、というわけです。
ただ、とりあえずその場で支払うお金は無いので、なんなら現金を持って行かずにクレジットカードだけ持って行けばいいってことですね。
ちなみに、現金払いと分割払いを併用できるお店なら、頭金を入れることも可能です。脱毛の契約時に多少お金を払って、残金を分割払いにする、ということ。
頭金を入れることで分割払いの元金を減らせば、その分手数料も安くなりますし、支払いも楽になりますよ。1万でも3万でも、とりあえず払える分だけ現金で払ってしまう、というのはおすすめです。
2回払いなら手数料はかかりません!
クレジットカードの分割払いは、3回~36回など回数が決まっていますが、2回払いという方法もあります。2回払いの場合、分割手数料がかからないんです。
分割手数料がかからないため、単純に元金を半分にした金額が、2か月間だけ請求されるということですね。
さすがに、30万円とかの大きな金額を2回払いにするのは難しいという人が多いと思いますが、7万円ぐらいの金額なら2回払いだと35,000円ずつ払う、というように「がんばれば払えそう」な金額になるので、考えてみてくださいね。
「リボ払い」は分割払いとは違う?
クレジットカードの支払方法には、「一括払い」、「分割払い」、そして「リボ払い」の3種類があります。リボ払いとは、分割払いとよく似たものではありますが、回数ではなく、月々の支払額で決める、という特徴があります。
「24回払い」とか「36回払い」というのではなく、「毎月15,000円ずつ支払う」というように、支払額から決められるため、無理なく支払やすい方法です。
ただ、リボ払いの方が手数料が高くつくと思っておいた方がいいです。分割払いのように回数によって手数料率が変わるのではなく、一律で「実質年率15%」などと決まっています。あとは、自分で毎月の支払額を決めて、払っていくだけ。(初期設定として、「最低5,000円~」などと決まっています。)
では、さきほど計算した「脱毛料金30万円」を、リボ払いしたケースで計算してみましょう。ちょっとややこしいです。
【実質年率が15%のカードで毎月1万円の支払いにした場合】
300,000円×15%÷365日×30日(30日後に引落の場合)=3,698円
支払い額は10,000円ですが、このうち3,698円は手数料分で、残り6,302円が元金の返済に充当されます。つまり、1万円ずつ支払っても、このとき減るのは6,302円。まだ、残り293,698円あります。
翌月は、この293,698円に対して同じように計算していきます。少しずつでも元金は減っていくので、徐々に手数料の割合が減り、元金に充当される金額が増えていく、という仕組みです。
ややこしい計算になりますが、シミュレーターを使って計算したところ、このパターンだと返済回数は38回、総額378,329円ということになりました。分割払いの36回払いよりも、少し支払額が大きくなってしまいますね。
ただ、リボ払いでも早くに支払いが終わる方法もあります。上記の計算は「元利均等返済」という、要は「毎月一定額を支払う」という方法でしたが、もう一つ、「元金均等返済」という方法もあるんです。これは、毎月の支払額が一定なのは元金だけで、元金にプラスして、手数料を支払うというもの。
上記の例だと、手数料3,698円は10,000円とは別、ということになり、この月の支払は、13,698円になります。元金均等返済だと、はじめのうちは手数料が高くて支払いが少し厳しいですが、徐々に楽になっていく上、支払いも早く終わるというのが特徴です。
こちらもシミュレーターで計算してみると、全部で30回、総額358,103円の支払いになります。元利均等返済よりも、分割払いよりも安くなりましたね。
「元利均等」か「元金均等」かは、カード会社によって異なります。お手持ちのカードを確認してみてくださいね。
さらに気を付けたいのは、リボ払いは、他のショッピングでの残高も合算されるということ。もし、他にもリボ払いで買い物をしたりしていると、どんどん「リボ払い残高」が増えていきます。すると、残高が大きくなるほど手数料の金額が増え、毎月支払っているのになかなか元金が減らない、ということにもなってしまいます。気軽に「後リボ」を使ったり、「自動リボ」の設定になっていたりすると、気づかないうちにどんどんクレジットカードの残高が増えてしまうので、気を付けてくださいね。