美容クリニックでの脱毛は、美容クリニックに行き慣れていない人にとってはハードルが高いもの。「美容クリニック=整形」というイメージもあることから、行きにくさを感じる人も多いようです。

まぁ実際は、美容クリニックが怖いところってわけでもないし、普通にいろんな人が来院してるので恐ろしく感じる必要は皆無なんですが、少しでも美容クリニックビギナーの方が行きやすくなるよう、美容クリニックで脱毛するときの流れを紹介したいと思います!

カウンセリングの流れについてはこちら

【登場人物】
クリ子:美容クリニックで初めて脱毛に通うことになった25歳女性
ねえさま:この日、クリ子を担当する看護師
せんせい:診察してくれる医師

前日に準備しよう

クリ子:明日はいよいよ脱毛! 剃ってきてくださいって言われたから、今から剃ってみよう。あれ? ワキは普通に剃ればいいとして、Vラインってどうやって剃るの? VラインってどこまでがVライン??

【解説】
「Vライン」というのは、基本的には前から見たときに見える部分のアンダーヘア全域のこと。(下の方はIラインになる)Vラインの範囲が広いという人も、「あんまりIラインに近いところは脱毛したくない」という人も、広めに剃っておいた方がいい。Vラインの形は自分の好みに残す。「全体的に薄くしたい」という人は、Vライン全部剃っちゃって!

クリ子:ま、とりあえず全部剃っていくか! 剃り残しがあったら剃毛代かかるって言われたしとことん剃っちゃおう♪

【解説】
美容クリニックでは、自分で剃って剃り残りがあれば、その部分は照射してもらえない、というところがある。一方で、剃り残しがあってもその場でシェービングしてくれるクリニックや、シェービングはしてくれるが「剃毛代」がかかるクリニックもあるのでチェックしておこう

クリ子:そういえば、脱毛しやすい格好で行かなくちゃいけないんだよね。ワキの脱毛だからキャミソール、それと、このスカートなら下半身が隠しやすいからこれにしよう!

【解説】
エステサロンと違い、美容クリニックでは着替えが用意されていないところも多い。どんな服でも脱いでしまえば施術はできるが、脱ぐのが恥ずかしいならなるべく最低限脱ぐだけで施術できるような服を選ぼう

いざ、クリニックへ!

クリ子:予約時間ぎりぎりになっちゃった! 急がなくちゃ~ とりあえず、受付に行けばいいんだよね?

【解説】
予約時間には遅れないように注意! 遅れると施術してもらえないことも。また、予約時間=施術開始時間としているクリニックもあり、その場合は15分程度早めにいかなければならないので契約時の説明はしっかり聞いておこう

クリ子:すみません、14時に予約してたクリ子と申します。

受付嬢:クリ子様ですね、確認いたします。診察券お預かりしますね。……はい、14時より、ワキとVラインの脱毛で承っております。それでは、こちらの番号札をお持ちください。お呼びしますのでかけてお待ちください。

クリ子:はーい。 待合いスペースで待ってたらいいんだな。あ、先にトイレ行っておこう~

(数分後)

ねえさま:31番でお待ちのお客様~

クリ子:は、はい! わたしです!

ねえさま:クリ子様ですね、お待たせしました。それでは、施術ルームに案内いたします。

クリ子:よろしくお願いします。

施術ルームへ

ねえさま:こちらにお入りください。お荷物はこちらのカゴをお使いください。ワキとVラインの脱毛ですので、脱毛しやすいよう衣類をお脱ぎください。お着替えが終わられましたら、このベッドに仰向けになってお待ちくださいね。今日は初回ですので、照射する前に医師の診察がございます。わたしはいったん外に出ますので、お着替えくださいませ。

クリ子:わかりました~

(服を脱ぐ)

クリ子:さむっ この部屋寒いな~ 

ねえさま:クリ子様、お着替えよろしいでしょうか?

クリ子:大丈夫です~

ねえさま:失礼いたします。

せんせい:失礼いたします。では、肌を少し見させていただきます。

(診察中)

せんせい:はい、大丈夫ですね。何かご不明な点があれば、いつでもご質問ください。それでは、失礼します。

(せんせい退出)

クリ子:あっさりしたもんだな~ すぐに終わってよかった♪

【解説】
医師による診察は、今回のクリ子のようにすぐに終わってしまうようなケースもあれば、カウンセリングの時点で一度医師の診察があったり、時間も短いところもあれば長いところもあるので、一様には言えない。

施術スタート!

ねえさま:それでは、ゴーグルをかけますね。まず、右ワキからテスト照射しますので、右腕を上げてください。

クリ子:こんな感じでいいですか?

ねえさま:はい、大丈夫ですよ。では、ジェルを塗っていきます、少しひんやりしますよ。

クリ子:さ、さむい……

ねえさま:申し訳ございません。機械(脱毛機)がありますので、部屋の温度をあまり上げられないんです。もう一枚ブランケットをかけますね。

クリ子:ありがとうございます! だいぶ、あったかくなりました♪

ねえさま:いえいえ、ほんと申し訳ないです。それでは、テスト照射いたします。1、2、3……(ピ!)どうですか? 痛くないですか?

クリ子:全然大丈夫です!

ねえさま:じゃあ、このぐらいで照射していきますね。

(右ワキ照射)

ねえさま:(ジェルをふき取る)軟膏を塗りますね。 では、こちら(保冷剤)をワキに挟んでおいてください。次に、左ワキを照射していきます。

(左ワキも同様に照射)

ねえさま:それでは、Vラインの照射にうつります。今日は、Vラインすべて照射するので良かったですか?

クリ子:はい、お願いします!

ねえさま:では、まず右側から照射していきますので、少し脚を開いてもらえますか?

クリ子:はい。

ねえさま:では、ジェルを塗っていきます。 それでは、まずテスト照射しますね。1、2、3……(ピ!) いかがでしょうか?

クリ子:痛い? っていうか熱い? 感じがしました。すごく痛いって感じはないです。

ねえさま:わかりました。では、とりあえずこのぐらいで照射していきましょうか。レベルを下げることもできるので、痛かったらおっしゃってくださいね。

クリ子:わかりました~

(Vライン照射)

ねえさま:それでは、Vラインも冷やしていきます。これで本日の施術は終了です。ワキはもう大丈夫そうですかね?

クリ子:あ、はい!

ねえさま:では、保冷剤をお預かりします。Vラインはもう少し冷やしておいた方がいいので、このまましばらく冷やしていただき、火照りがおさまりましたらお着替えになって、受付にお戻りください。

クリ子:はい、ありがとうございました~

(ねえさま退出)

クリ子:ふ~。Vライン、地味に痛かったな……。でも、すごく痛いっていうのもネットの口コミで見たけど、そこまでじゃなくて良かった!

着替え後、受付へ

クリ子:すみませーん。終わりました~ (番号札を出す)

受付嬢:クリ子様、お疲れ様でした。次回のご予約はされていきますか?

クリ子:はい、お願いします。

受付嬢:でしたら……(カレンダーを見せながら)次は3か月後ぐらいになりますので、このあたりですね。

クリ子:土日で今日ぐらいの時間って空いてますか?

受付嬢:そうですね……ちょうど3か月後の、ここの土曜日でしたら13時30分から、もしくは日曜日の16時からなどいかがでしょう?

クリ子:じゃあ、土曜日の13時半でお願いします!

受付嬢:かしこまりました。では、診察券お返ししますね。もし、ご予約の変更・キャンセルがある場合は前日までにお電話にてご連絡をお願いいたします。

クリ子:わかりました、ありがとうございました!

~Fin.~

いかがでしたか? 美容クリニックの脱毛の流れがお分かりいただけたでしょうか? 全体的に、エステサロンよりもクリニックの方が「着替えが無い」などあっさりとした流れになっています。

また、一人のエステティシャンが受付から施術まで担当する、というわけではなく受付は受付スタッフ、施術は看護師、診察は医師、というように複数の人に会うのも特徴だと言えますね。

これから美容クリニックに通われる方の参考になればうれしいです!