ニードル(針、電気)脱毛が「本物の永久脱毛」です!!
あなたは、「脱毛」ってどういう施術か知っていますか?
脱毛と言えば、大きなマシンにつながったドライヤーみたいな部品を肌に当てて、ピカッッとレーザー(光)を照射することによって毛根にダメージを与える、という方法が一般的です(これを、レーザー脱毛、光脱毛などと呼びます)。
一方、実はあまり知られていない、「ニードル脱毛」という方法もあるんです。
ここでは、謎の「ニードル脱毛」について、とことん解説していきたいと思います!
目次です♪
ニードル脱毛の仕組み
名称について
ニードル脱毛には、他にも呼び方があります。「電気針脱毛」、「絶縁針脱毛」もしくは単に「針脱毛」などと呼ばれていることも。
いずれも、同じ脱毛方法を指す言葉なんですよ。
脱毛の仕組み
専用の針を、毛穴に刺します。針を刺した状態で、針に電気を流します。
電気を流すことによって針の先端にある毛根を破壊します。
毛根を破壊することによって、その毛穴からは二度と毛が生えてこなくなります。
これが、ニードル脱毛の仕組みです。
レーザー・光との違い
レーザー脱毛や光脱毛では、特殊な光線を毛穴に当てることによって、毛根にダメージを与えています。
そのため、一度にいくつもの毛穴を処理できるわけですね。
ニードル脱毛では、1本1本針を刺しては電気を流し、ということを繰り返していくアナログな方法なので、膨大な時間がかかってしまいます。
が、レーザーや光よりも確実にムダ毛をなくせるというのがニードル脱毛のメリットです。
ニードル脱毛のデメリット、痛い、高い、時間がかかる!
ニードル脱毛は、昔は一般的な脱毛法でした。
なぜなら、今みたいにレーザー脱毛という方法が無かったから。レーザー脱毛が日本に入ってきたのは1997年。
その後、レーザー脱毛の仕組みを流用したエステ用の光脱毛も誕生しました。
それまではニードル脱毛しか方法が無かったのですが、レーザー脱毛・光脱毛の台頭により、ニードル脱毛は徐々に姿を消したのでありました……。
ニードル脱毛は痛い!
まず、現在主流のレーザー脱毛や光脱毛と比べると、ニードル脱毛は痛いです。
だって、針刺して電気流すんですから(笑)
なんてワイルドなんでしょう。
レーザー脱毛も痛いと言われますが、断然ニードル脱毛の方が痛いですよ。
ニードル脱毛は高い!
ニードル脱毛は、レーザー脱毛・光脱毛と比べると膨大な時間と手間がかかります。
毛穴に針を刺して電気流して、次の毛穴に針を刺して電気流して、っていうのは延々と繰り返すわけですからね。
また、ニードル脱毛には熟練の技術も必要です。そのため、どうしても料金が高くなってしまうのです。
ニードル脱毛は時間がかかる!
そう、とにかくニードル脱毛は時間がかかります……。手間を考えれば納得ですよね。
「指の脱毛」とかだったらまだなんとなくイメージできますが、背中とか太ももとか、広いところって気が遠くなるような作業ですよね!
痛みもあるし、予算もあるし、予算と痛みとのバランスをとりながら少しずつ進めていくことになるので、脱毛完了まではけっこう時間がかかるんです。
それでもニードル脱毛がいい理由
これほどデメリットのあるニードル脱毛ですが、脱毛する部位や毛質などによっては、ニードル脱毛を選んだ方がいい場合もあります。
ニードル脱毛は悪いものじゃないんですよ。
ニードル脱毛には、レーザー脱毛にもかなわないメリットがあるんです。
それは、
ニードル脱毛こそが、永久脱毛である
ということ!
「永久脱毛」っていう言葉はみなさんよくご存じかと思いますが、実際、エステサロンやクリニックの広告で「永久脱毛」って書いてるところ、見たことあります?
よ~く思い出してみてください。ほとんど無いと思います。
エステサロンでは100%ありません(クリニックだとたまにある)。
永久脱毛という言葉を聞くと、わたしたちは「施術を受ければ一生毛が生えなくなるんだ!」って思いますよね。
でも、レーザー脱毛や光脱毛では、一生毛が生えなくなるとは言えないんです。
一方、ニードル脱毛は「永久脱毛」です。一生生えてきません。ただ、これにはちょっとしたカラクリがあります。
ニードル脱毛の歴史は古く、初めてその理論が実践に使われたのは19世紀の終わりごろ。一般に広がり始めたのが20世紀初頭です。
これだけ長い歴史があるため、ニードル脱毛を受けた人ならその後ムダ毛が生えることが無かった、ということが証明できているんですね。
逆に言えば、レーザー脱毛や光脱毛が永久脱毛と言えないのは、単純に「歴史が浅いから」です。
「永久脱毛」と言うからには永久に効果が持続しないといけませんが、初めてレーザー脱毛を受けた人でも、まだ20年ほどしか経っていないんです。
20年後にまだ生えていなかったらもう大丈夫なんじゃねぇかって思いますが、それでも一応「永久かどうか」を確認できたわけではないので、レーザー脱毛や光脱毛では「永久脱毛」という言葉は使わないんですね。
とは言え、たしかに永久脱毛が一番効果がある脱毛方法だというのは確かです。
レーザー脱毛の場合でも、脱毛機を照射したらすべての毛根に効果があるかと言えばそうではなく、実際には照射漏れが起こっていることもあります。
ニードル脱毛であれば、施術したムダ毛には確実に効果があるので、地道に通い続ければ、確実にムダ毛をなくすことができるんですよ。これって、レーザー脱毛や光脱毛にはマネできない魅力ですよね。
ニードル脱毛をした方が良い部位とは
「全身脱毛をニードルで!!」なんてことは申しません。痛いし高いししんどいです。
基本的には、わたしはレーザー脱毛推しです。
予算に問題がなければ、クリニックで全身脱毛するのがいいと思う。
ただ、わたしもそうですが、全身脱毛できるぐらいのお金をポンと出せるわけでもなかった(脱毛始めたときはまだ23歳とかだった)ので、エステサロンとクリニックの併用が現実的かな、と考えています。
その使い分けは、こうなります。
- ムダ毛が濃いところ⇒エステサロンの光脱毛
- ムダ毛が薄いところ&VIO⇒クリニックのレーザー脱毛
- ムダ毛が超薄いところ&白髪⇒ニードル脱毛
まず、腕や脚など、比較的ムダ毛が濃いところというのは、エステサロンの脱毛でも十分効果を感じやすいです。
また、こういった部位はクリニックだとエステサロンよりも高くなってしまう傾向があるので、エステサロンを選んだ方がいいですね。(エステ以上に安いクリニックがあれば、もちろんクリニックの方がいいです)
次に、エステサロンの光脱毛では効果が出にくいようなところは、クリニックへ。
具体的には、顔や背中など。それから、VIO特にIラインとOラインについては、エステサロンでは効果が出るのに時間がかかるのでクリニックの方がいいです。
あと、クリニックなら麻酔が使えるのでVIO脱毛で痛みを感じる人にもおすすめ。
そして、さらにムダ毛が薄いところはニードル脱毛です。おすすめの部位は、手や足の指毛です。甲もいいですね。
また、途中までレーザー脱毛して、最後に残った薄い毛を処理したい、という場合もニードル脱毛を選ぶといいでしょう。また、レーザーや光では反応しない「白髪」の脱毛にもニードル脱毛が向いています。
ニードル脱毛の料金体系
脱毛の料金と言うと、だいたい「両ワキ6回で〇円」とか、「ひじ下1回○円」みたいな設定ですよね。ニードル脱毛の場合、料金体系がまるで違うので注意が必要です。
ニードル脱毛の料金体系は主に2種類あります。
本数単価
1本いくら、という計算です。1本100円とか。10本でいくら、というセット価格があったりもします。
時間単価
1分いくら、という計算です。1分300円とか。20分で2,000円など、時間の単位はお店によっても異なります。
多いのは、時間単価ですね。おそらく、本数単価にすると数えるのが面倒くさいんじゃないかっていう……。
たとえば、ワキの脱毛であれば10分ほどでできるところが多いので、1分300円のお店だとしたら3,000円で脱毛できる、ということになりますね。
脱毛にかかる期間はレーザー脱毛と同じ
ニードル脱毛でも、脱毛完了までにかかる期間はレーザー脱毛と同じぐらいです。1回施術してもらい、そのとき生えているムダ毛をすべて処理してもらったとしても、しばらくするとまたムダ毛は生えてきます。
ご存じのとおり、体毛には毛周期があるからです! 施術日に休止期に入っている毛根は、当然ムダ毛も生えていませんから、施術できません。成長期に入った段階でまた施術を受けることで、確実にムダ毛をなくしていくことができます。
レーザー脱毛を受けていようがニードル脱毛だろうが人間の毛周期は同じですから、基本的にはどの部位でも1年半ぐらいはかかると思っておいた方がいいでしょう。
毛周期のことを考えると、その間に通う回数もだいたい6回ぐらいに落ち着くと思います。
レーザー脱毛と同じ。
ただ、ニードル脱毛の場合は回数にとらわれる必要はありません。
時間制のところが多いので、たとえば、「ちょっと生えてきたから1回行っておくか」という感じで通ってもいいんです。
普通にガッツリ生えているときに行ったら5,000円かかる部位だとしても、ちょっと生えてきたな、というときにこまめに通えば1回あたり1,000円とかで済んだりする。
もちろん、トータルで支払う金額は変わりませんが、自分のペースに合わせて通えるのはニードル脱毛のいいところだと言えるでしょう!
痛くても、麻酔が使えます
ニードル脱毛が痛いということはすでに言いました。どれぐらい痛いかは個人差がありますが、たいていの人は、「耐え難いレベル」だと感じるようです。
ただ、クリニックの脱毛であれば、麻酔が使えます。
麻酔はレーザー脱毛と同じように「1回あたり3,000円」などと決まっているところもありますが、麻酔が標準装備になっているクリニックであれば、脱毛料金に含まれているので追加で支払う必要はありません。
麻酔は、注射を使うところもあれば、クリームを使うところもあります。クリームタイプの麻酔だと効果が現れるまでに30分程度かかることもありますので、時間に余裕を持って行くことをおすすめします。
(もちろん、麻酔がきくまでの時間は施術時間に入らないので料金は発生しません! ご安心を☆)
ちなみに、麻酔代を節約するため、ということで麻酔ナシでニードル脱毛をする人もけっこういます。
すっごく痛いですが、慣れてきますし、耐えられないことも無いそうです。(わたしは耐えられる気がしませんが笑)
ニードル脱毛は予算に合わせて通えるのが魅力でもある
レーザー脱毛や光脱毛だと、あらかじめ「6回30,000円」みたいに値段が決まっているのが普通。
でも、よく考えるとけっこう面倒なんですよね。
3~4か月おきに6回通うと言っても、自分のペースで予約が取れるかも分からないし、はじめにまとめて6回分とか12回分とかのお金を払うのもけっこう負担です。
また、毛深い人も毛が薄い人も、体が大きい人も小さい人も一律料金というのも、毛が薄い人や体が小さい人にとっては損した気分になることも。
ニードル脱毛なら、時間制もしくは本数制なので、そういう損の仕方はしません。また、回数が決められているわけでもないから、先ほどお話ししたとおり、「今回はちょっとだけ」みたいな通い方もできるんです。
これは、予算に合わせて通えると言うこともできます。
「今日は3,000円分脱毛してください」みたいな使い方ですね。一度に全部綺麗にすることはできなくても、お金が使えるときに少しずつ通うだけでも、着実にムダ毛はなくなっていくのでお金を貯めてからエステやクリニックに行くよりも、気軽に通えます。
ニードル脱毛はエステサロン? クリニック?
ニードル脱毛は、エステサロンでもクリニックでも扱っているところがあります。
ただ、エステサロンのニードル脱毛はおすすめしません。
理由は2つ。
1つめ。エステサロンは、まだまだ勧誘が激しいところがあります。脱毛エステサロンは勧誘ナシのところがかなり普及していますが、ニードル脱毛を扱っているエステサロンの中には、まだまだ勧誘がしつこくて通うのがつらい、と言われているところもあります。勧誘なんて断れば済む話なんですが、追加契約したり化粧品を買わないといけないような雰囲気になるようなので、できれば避けた方がいいですね。
2つめ。エステサロンでニードル脱毛をするのは、法的に見るとかなり「違法に近いグレーゾーン」なことなんです。
本来、脱毛って言うのは医療行為なんですね。
整形の一種です。
毛をなくすというのも、広い意味では体をいじることですからね。
だから、光脱毛も含めそもそもエステサロンの脱毛自体がグレーだと言う見方もできるんですけど、光脱毛の場合はあくまでも「減毛」ということが言えますが、ニードル脱毛の場合は完全に毛根を破壊しちゃう行為なので、今後より法規制が厳しくなれば、エステサロンのニードル脱毛は完全に禁止される可能性もあります。
と、ここまでは法的な話なんですが、もっと言えば、何か肌トラブルがあった場合に、エステでは対処できない、ということの方が問題だと個人的には思っています。
お薬の処方とかできないですから。エステサロンを選ぶにしても、きちんとトラブル時の対応(提携している医療機関で診察してもらうとか)を聞いておくようにしましょう。
クリニックであれば、トラブルがあったとしてもすぐに対処してくれますし、安心感が違います。
また、最近は料金的にも良心的なところが多いですよ。