脱毛は、完璧に安全なものではありません。医療レーザー脱毛や光脱毛の場合はまれにヤケドが起こったり、毛が硬くなる硬化毛などのリスクがあります。

では、ニードル(針・電気)脱毛の場合こうした肌トラブルが起こることはあるのでしょうか?

血液感染

医療レーザー脱毛などとは違い、ニードル脱毛は針を毛穴に刺して脱毛していくものです。今はありませんが、昔は不衛生な環境や注射針の使いまわしによって肝炎やHIVなどの血液感染もありました。

ニードル脱毛の場合、

・施術前に血液検査をおこなう⇒異常があると施術できない
・一人ひとり専用の針を使う

といった対応をすることによって血液感染を防いでいます。
脱毛用の針は買い取りで、1本あたり5,000円程度が相場となっています。

ヤケド

ニードル脱毛では針に電気を流して毛根にダメージを与えていきますが、電気の熱によってヤケドが起こる場合があります。適切に施術していればほとんどヤケドが起こることはありません。

ヤケドが起こった場合はその場で処置してもらえますので、異常に気付いたらすぐに申し出るようにしましょう。

施術後の赤み・炎症

ヤケドとまではいかなくても、施術直後には脱毛した部位が赤みを帯びることがあります。時間の経過とともに引いていきますが、一晩経っても引かない場合は肌トラブル(炎症)を起こしている場合もあるのでクリニックに連絡しましょう。

赤みがある場合は患部を冷やすようにすると早めに落ち着きます。また、炎症を起こしてしまった場合にはクリニックにて治療が受けられますので自宅に帰ってから気づいた場合でもすぐクリニックに連絡を入れましょう。

激しい痛み

ニードル脱毛は、医療レーザー脱毛よりも激しい痛みを感じるというのがリスクでもあります。毛穴に針を突き刺してそこに電気を流すわけですから、ある程度痛いのは想像できますよね。

とは言えたいていの部位は我慢できる程度の痛みですが、どうしても我慢できない痛みがある場合は麻酔も使えます。医療レーザー脱毛と同様に、クリームタイプの麻酔や笑気ガス麻酔が使えますので、どうしても痛いときには申し出ましょう。

麻酔は、1部位1回あたり3,000円程度が相場です。

リスク・トラブルを説明してもらおう

ニードル脱毛は、医療レーザー脱毛と違い施術者の技術力も重要です。ヤケドや炎症といった肌トラブルは特に、施術者の技術が未熟な場合に起こりやすいもの。

ニードル脱毛をする場合は熟練したスタッフのいるクリニックを選ぶことが大切で、信頼できるクリニックを見つけるためのポイントとして、

「ニードル脱毛によって起こりうるトラブル・リスクについて説明してくれるか」

ということを意識してみましょう。

契約前にメリットばかり強調してデメリットについて隠そうとするクリニックは信頼できません。契約前にリスク・トラブルについても丁寧に説明してくれるクリニックであれば信頼できると判断してもいいでしょう。

説明を受けた上でまだ分からないことがあれば、こちらからもどんどん質問をぶつけてみましょう。どんな質問に対しても丁寧に答えてくれるクリニックであれば、患者に対して誠実なクリニックだということですので安心して通うことができますよ。