ムダ毛の自己処理の方法として、もっとも手軽で一般的なのはカミソリによるシェービングです。人によっては毎日剃っているでしょうし、サボりがちな人でも大事な日には念入りに全身のシェービングをおこなうのではないでしょうか?

カミソリなら、女性用の高めのものを買ったとしても1,000円程度で買えますし、手軽でお金のかからない自己処理法だと思われがちです。

でも、女性用カミソリによる自己処理は、意外と費用がかかっているものなんです!

女性用カミソリのコストを計算してみた

女性用カミソリの価格は脱毛に通うことと比べれば断然安いですが、それも積もり積もるとけっこうな金額になるのでは? そう思ったわたしは、実際に計算してみました。

【前提条件】
・替刃は1か月に1回交換するものとして計算
・本体価格700円
・替刃4個で800円
・本体は1年に1回買い替えるものとして計算する
※複数の女性用カミソリの価格を平均化しています。なお、定価は本体・替刃ともにもう少し高いのですが、実際にドラッグストアなどで販売されている価格を参考に設定しました。

【女性用カミソリにかかるコスト】
・1年間 2,900円
・5年間 14,500円
・10年間 29,000円
・15年間 43,500円
・20年間 58,000円
・25年間 72,500円
・30年間 87,000円
・35年間 101,500円
・40年間 116,000円

いかがですか? ムダ毛処理を始める年齢にもよりますが、15歳で自己処理を始めて65歳までは続けたとすると40年間にもなります。わたしの母もまだムダ毛処理してますので、ある程度高齢になってもムダ毛を気にする人は多いんです。

カミソリ以外にかかる費用も見逃せない

カミソリで自己処理を続けていると、カミソリ代以外にもコストがかかってきます。

スキンケア代

カミソリで自己処理していると、若いあいだは良くても、年齢とともに肌が乾燥しやすくなってきます。肌の乾燥を改善するために、当然ボディクリームなどで保湿しますよね。年齢を重ねるほど「しっとりタイプ」とか「リッチミルク」とか書かれたものを選ぶようになるでしょうし、選ぶ商品も高額なものになっていきがちです。

自己処理をしていなければそこまで乾燥を感じることなく最低限の保湿だけで良かったのに、自己処理をしているせいで乾燥が進むと考えれば、カミソリによる自己処理によってスキンケア代が余計にかかるということなんです。

皮膚科への医療費

肌トラブルも、年齢を重ねるごとに気になるようになります。わたしも例外ではありません……。まだ脱毛が済んでいないところは自己処理せざるを得ないのですが、どうしても自己処理を繰り返すことによって肌が乾燥しますし、肌が乾燥していると荒れやすくなってしまうのです。

肌トラブルを放置していると跡になっても困るので、早めに皮膚科を受診して治療すべきです。でも、皮膚科を受診するということは当然医療費がかかりますよね。

このような費用がかかることも見逃してはいけません。

お金以外にも失うもの

カミソリで自己処理を続けることによって、思っているよりも多くのお金が出ていくことになります。しかも、失うのはお金だけじゃないんです!

たとえばきれいな肌。自己処理をしていない肌の方がダメージを受けずにキレイな状態を維持しやすいです。いくらムダ毛が見えなくても、肌自体がボロボロになっていると見た目がきれいとは言えませんよね。

たとえば時間。自己処理って時間がかかるものです。短時間でささっと処理するだけではどうしても剃り残しがありますし、念入りに、時間をかけて剃らなければなりません。わたしはすでに脱毛済みのところもあるため自己処理が必要なのは部分的ですが、それでも時間を取られるのが嫌です。早く全身の脱毛を終わらせて、自己処理から完全に解放されたいと思っています。

脱毛した場合は、たしかに費用はそれなりにかかりますが、脱毛自体が完了すればその後は自己処理にかけるお金も時間も要らなくなります。

自己処理を続けるということは積もり積もって意外と多額の費用がかかることを考えれば、決して「脱毛は高い」とは言えないのではないでしょうか?