「医療レーザー脱毛をすればワキガが治る」という話の真相とは？

ワキのにおいを気にする女性

ワキガは女性にとってつらい悩みですが、医療レーザー脱毛とワキガ（わきが）の関係について、ウワサされていることがあります。それは、

「医療レーザー脱毛をするとワキガが治る」

という話です。

もし本当なら、ワキのムダ毛もなくなるし、せっかくだから試してみたいという人も多いのではないでしょうか？　ここでは、この話の真相をお話しします！

目次です♪

医療レーザー脱毛でワキガを改善
医療レーザー脱毛をするとワキガが治るという話がある一方で、「医療レーザー脱毛のせいでワキガになる」というまったく逆のウワサもよく聞かれます。

結論から言えば、医療レーザー脱毛のせいでワキガになることはありません。まったくのデタラメです。

ただ、ワキの汗をかきやすくなったと感じるようになったり、ニオイがキツくなったように感じる人がいるのはたしかです。でも、それにはこんな理由↓があります。

ワキの脱毛をすると、毛穴に毛が無い状態になります。当然ですよね。

実は、体毛というのは汗を多少吸っています。脱毛をすると、今まで毛が吸ってくれていた汗が吸収されずに皮膚表面に残ることになるので、汗が増えたように感じてしまうんです。実際に汗が増えたわけではありません。

もう一つ、精神的な不安のせいで汗が増えてしまった、ということも考えられます。「ワキの脱毛をしたせいで汗が増えた気がする……」とワキ汗を意識してしまうことによって、余計に汗をかきやすくなります。

これは精神的なもので一時的な多汗症状態なのですが、汗が増えたわけではないということを理解すれば、次第に治まっていきますよ。

ワキの脱毛は、5～6回通えば完了します。ただし、3か月程度施術の間隔をあけなければなりません。そして、まだ脱毛が完了していない時点では、一時的にニオイがキツくなったように感じることがあります。

これは、ムダ毛が伸びてくるためです。ワキのムダ毛がキレイに剃ってある状態よりも、ムダ毛が伸びてきてからの方がニオイを感じやすくなります。ニオイの原因菌が体毛に付着しているためです。

脱毛中は、こまめに自己処理しないほうがいいと言われているので、今までこまめに自己処理してきた人も、自己処理のペースを落とすことになります。すると、ムダ毛が伸びてきてニオイを感じやすくなるのです。

医療レーザー脱毛でワキガは軽減できる！

ワキガが治った女性
医療レーザー脱毛でワキガが治るという話は、本当です！

ワキガは、アポクリン腺という汗腺から分泌される汗に含まれる成分が原因です。アポクリン腺は毛穴に沿って存在しているため、医療レーザー脱毛をすることによって毛根もろとも破壊することができるのです。

実際、ワキガ治療の一環として医療レーザー脱毛を実施しているクリニックもあるほどです。

ただし、効果があるのは軽度のワキガの場合のみだと言われています。ワキガ治療には他にもいろいろありますから、重度のワキガだと考えられる場合は他の治療法を検討しましょう。

ちなみに、ワキガというのは自分で判断できるものではありません。

女性は特にニオイに敏感なので「ワキガかも！」と思ってしまいやすいそうですが、思い込みの場合もあります。

本当にワキガなのかどうかは専門医に診断してもらう必要があるため、まずは皮膚科を受診しましょう。自分がワキガなのかどうか、ワキガだとしたら軽度なのか重度なのか、分かった上で最適な治療法を選んでくださいね。

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医療レーザー脱毛をすることによって汗腺まで破壊することができますが、もう一つ、ニードル脱毛によって汗腺を破壊する方法もあります。

ニードル脱毛と言えば、毛穴に針を刺し、電流を流すことによって毛根を破壊するという方法です。時間はかかりますし痛みもありますが、1本1本確実に処理できる脱毛法ですし、ワキのように範囲が狭いところには向いている脱毛法です。

ニードル脱毛でも汗腺を破壊してワキガの軽減ができると言われているで、ワキガ治療を考えている人は選択肢に入れておいてもいいでしょう。ただし、ニードル脱毛によるワキガ治療も、軽度の方向けなので気を付けてくださいね。

ワキガは、治療できるものです。医療レーザー脱毛やニードル脱毛以外にも専用の治療法はあるので、一人で悩まず、はじめに皮膚科の先生と相談してみてくださいね。